先日から試しているGRAPHITE DESIGNのTourAD AD-115ですが、BBGOLFにて計測してもらったスペックを見てみると面白いデータが出ましたので紹介します。
全番手詳細に計測してあるのですが、今回は6 Ironのデータを比較してみます。ヘッドは全く同じFOURTEEN TB-1000 PROTOTYPEです。
まずは基本的なスペックから.....
Loft |
Lie |
総重量 |
長さ |
バランス |
ヘッド重量 |
シャフト重量 |
|
・AD-115(X) | 30.0 |
60.0 |
423.4g |
37.75 |
D2.0 |
258.5g |
108.6g |
・TourConcept(S3) | 30.0 |
60.0 |
434.0g |
37.5 |
D2.0 |
262.5g |
114.8g |
こんな感じになっています。115gのシャフトとは言え、総重量はやはり10g程度は違っています。ですが振ってみた感じ10gも変わるような感じがしません。ということで、振動数・シャフト硬度も比較してみた結果がこちらです.....
振動数 |
シャフト硬度 |
|
・AD-115(X) | 362cpm |
7.220kg |
・TourConcept(S3) | 328cpm |
5.915kg |
ご覧の通り同じ番手でもこんなに振動数・シャフト硬度が違います。振動数で40cpmも違うと、同じシャフトではあり得ないくらいの違いです。単にXとSの違いというわけでもありません。
またシャフト硬度も1.3kgも違いますので、硬度自体もAD-115の方が硬くなっています。
ですが振ってみると、AD-115の方が明らかにしなやかに感じますし、硬い感じはまったくしません。これがカーボンシャフトの良いところなのかもしれませんね。
スチールシャフトを使っていた人が今回のような重めのカーボンシャフトに移行する場合、少し硬めのフレックスでも良いのかもしれません。今回は全く手探りの状態だったので、これまでのアイアンと同じバランスで仕上げてもらいましたが、もう少しシャープな感じで打ちたければ、1ポイントくらいバランスを落として組み立てても良かったかもしれません。
次回のレポートでは、SCIENCE EYE Portableでこの両方の6アイアンで打ってみた結果を紹介する予定です。