Walter Hagen(ウォルター・ヘーゲン)と言って聞いたことがある人は、多いと思います。とは言っても、ゴルファーの名前として認識していた人も多いのではないでしょうか?
もちろんメジャーでも1914~1929までに11回も優勝し、PGAツアーで45勝もしています。そのWalter Hagenの名前を冠したクラブがあります。それが今回手に入れたClassicクラブです。
ちょっと今までの守備範囲にはない範囲の代物ですが、見るとなんか和みますね.....。
Charles A. Badder Associatesというところが発行している資料によるとこのクラブは
「Walter Hagen Autographed Stainless Steel Mashie Niblick Emblem LAY」となっています。下の右の写真を見て頂くと三角のLAYのロゴが見えます。どういう意味かはわかりませんが、個体を特定するにはわかりやすいマークでした。
フェースにはスコアラインはなくドットが並べられています。そのドットのラインの下から3本目、4本目の中心にスィートスポットを示すと思われるマーク(多分Hagenの「H」)が入っています。ネックはかなり太いですね。CallawayのFORGED Wedgeよりも太い感じです。ヒッコリーシャフトが入っているのでその接合部の面積をなるべく大きくする狙いもある物と思われます。ヒッコリーの付け根近くの形状はちょうどソケットがついたようなテーパー形状になっています。
バックフェースは特に肉厚が変わる部分はなく、まだ重心高などを考える設計にはなっていないです。これだと重心は本当に高いところにあるでしょうね。それに、ネックが長く太く、ヒール側も高くなっているので、かなり重心も短くなっていると思います。
ネック部分はこんな感じです。ネックの刻印には「MADE IN G.BRITAIN」と入っています。
ちょっとここまで古い物を手に入れるとは自分自身も思っていなかったのですが、一本くらい持っていてもいいですね。ショップができたら飾っておきたいと思います。
しかし、70年くらい経っている物なのに、シャフトはちっとも反ったりしていません。すごい精度です。
Walter Hagenについてはこちらをご覧ください
http://en.wikipedia.org/wiki/Walter_Hagen