先日の倶楽部対抗の決勝での話です。文章ばかりですが、少しおつきあいください。
この日特に身体が重いとか、クラブが重く感じると言う感覚はなかったと思うのですが、出だしのホールで左に引っかけ。その後は右へつかまらないボールを連発。
よく、ラウンドは「スイングの事を考えながらやらない方が良い」と言いますが、その考え方には賛成で、ラウンド中に「ああしなければ...こうしなければ...」と考えながらやってしまうとどんどんわからなくなってしまう気がします。
最近はリズムを考え、基本的には身体が記憶しているスイングを信じるようにしていました。それがこの間のラウンドではちょっと違ったんです。どういう風に違ったかというと.....
最初の引っかけ以降連続3ホール右にプッシュアウト。自分なりに目標地点を変えるなどの調整はしながら打ってはいたのですが、それだけではどうにもならず、最後は逆玉も出始めてどうにもならない状態になっていました。自分の身体が記憶しているスイングも信じられない状況になっていました。
今考えると、何かを変えるタイミングは何回かあったと考えています。ラウンド中にもできる事はいくつかあったと思います。
後半の短いミドルで3Wでのティショットを打った時がありました。ボールは真っ直ぐフェアウェイキープ。距離も250 Yardくらい出ていました。まずはこの時に3Wでのティショットに切り替えるという手はあったと思います。また、最近使用頻度が高く、真っ直ぐ飛ばせる確率が高いUTでのティショットもやってみても良かったと思います。
3WやUTを使ってティショットをしてセカンドが狙える位置まで打って、そこからの組立を考えていければと思います。アイアンの調子は良かったので、430 Yardのミドルホールで、180 Yard残っても曲げることのペナルティを受けることよりは結果が良かったと思います。
この日は結局応急処置的にボールを少し右足よりに変えて、右足をボール一つ分引いてクローズに感じさせることによって、ボールをつかまえる感覚を得られるようにしました。それができるようになってからはティショットも安定してゴルフの内容も良くなりました。
色々な試合に出ると、こういう切り替えを早くできる人が本当に多いです。先日も日本アマに出たことがある人と回る機会があったのですが、同じような状況の時に迷わず3Wでのティショットを多用していました。450 Yardのミドルホールでも迷わず3Wを選んでいました。
その日の自分の調子とうまくつきあえる引き出しを持つことは本当に重要ですね。日本ハムのダルビッシュ選手も、その日の調子を見て修正できる方法をいくつも持っていると言っていました。まさにそれのことだと思います。
こんな事を常に考えながらラウンド後は過ごしています。後悔というわけではなく、前向きな発想ができるように、そして自分が信じられる引き出しをどんどん増やしてプレーの幅を広げて行ければと思っています。
今回はこういう考えが次回はできるようになったと言うことで、一つまた引き出しを増やせたかな?と思っています。