だいぶ前の話になってしまいますが、NEVER COMPROMISEの「GM2 EXCHANGE #5」の中尺化ですが、やっと最終段階に進めることができました。これまでのチューンについてはこちらをご覧ください。
今回は通常のライ角では構えた時にかなりヘッドが遠い位置になってしまう(目の下で構えるとヒールが浮いてしまう)ので、ライ角の調整をしました。
それでは今回のチューンの内容をご覧ください.....。
ANSER型のクランクネックのネック調整はネック上部を万力で挟み、ネックの立ち上がりに影響がないように曲げる(上の写真参照)のですが、今回はその調整でできる範囲を超えてしまっていました。
で、どうしたかというと、上の写真のように、ヘッド部分をおさえネック全体を曲げる調整をすることにしました。市販のライ角は70度、これを徐々にアップライトの調整していきました。
ネックの上の方を重めのゴムハンマーでたたいては構えてみて、それを数回繰り返しちょうど良い状態で計測してみました。
できあがったパターのライ角は76度。6度アップライトになりました。フェースバランスの度合いはほとんど変わりませんでした。次は困ったことにどうもヘッドかぶっているように見えます。これは上の写真の状態でおさえ調整し、完璧な状態にしました。
上の左の状態が調整前、右が調整後でかなりネックは曲がってしまっていますが、構えた時に見えるわけではないので今回はOKということにしました。
この状態で練習グリーンでまず試してみようと思います。自分のパッティングにおけるミスは、ショートパットで押し出してしまうミス。今回の中尺パターでグリップエンドが固定されることで自然にヘッドが返る事につながるのではと思っています。
中尺パターはグリップエンドをお腹につけて握ることも、お腹につけずに通常の長さと同じ位置を持って打つこともできます。今回は38インチにしたのですが、長さはちょうど良いようです。
この中尺化の効果については、「TOMI」を使って実際に効果が数値として出るのか試してみようと思っています。
「GM2 EXCHANGE」はソール面からウェイトが入れられる構造になっていて、ヘッド重量は330gから360gまでの調整ができるようになっています。
Scotty CameronのStudioSelectもウェイト交換が可能ですが、調整可能な範囲は340~360gです。またStudioSelectは自分でウェイト交換できないので、この「GM2 EXCHANGE」は唯一自分でウェイト交換できるパターになります。
NEVER COMPROMISE 「GM2 EXCHANGE」についての情報は
http://www.nevercompromise.jp/exchange/