先日Gold's Factoryから発売になった「SWORD OIL」を使ってみましたので紹介します。
「SWORD OIL」はその名前の通り、刀剣用のオイルとして使われてきた伝統あるオイルをベースに調合されているとのことです。
ウェッジの手入れはふだんそれほどしていないのですが、今回はGrindStudioのウェッジにうっすら浮かんできた錆をとってみました。
まず上の状態が最初の状態です。部分的にではありますが、錆が浮いています。まずはティッシュに「SWORD OIL」を二吹きほど吹きかけ、ウェッジの表面を拭きました。
上の左側は拭いただけの状態、右はウェッジ全体に「SWORD OIL」を吹きつけスチールウールでこすった後に拭いたティッシュです。
上の写真は手入れが完了したウェッジです。オイルとは言っても比較的さらっとしたオイルで、それほどべたつき感がありません。手入れしたあとにウェッジを打ってみましたが、滑る感じもなく時間が経つにつれて浸透しているような感じです。
GrindStudioのウェッジはガンブルー処理されているウェッジですが、このオイルでガンブルーが落ちることはなく、スチールウールを使ってこすった後でもガンブルー処理には問題ありませんでした。
また、Scotty Cameronのガンブルー、TP MILLSのガンブルーなど試してみましたがガンブルーの処理に問題が出ることはありませんでした。長く使わないノンメッキのクラブに吹き付けておくと錆が出なくて良いかもしれませんね。
では「SWORD OIL」の特徴的な成分として使われている丁子(チョウジ)についてちょっと.....
インドネシアが原産で、日本では丁子(ちょうじ)とか丁香(ちょうこう)と呼ばれています。非常に強い香りを持っており、インドや中国では殺菌・消毒剤に使われていたそうです。日本においての歴史もかなり古く、正倉院の宝物のなかにも当時輸入された丁子があるらしいです。
また丁子の精油(丁子油)は日本刀の錆止めにも用いられており、さらに生薬として芳香健胃剤として使われている物です。インドネシアやインドでは丁子油で香りを付けたタバコもあります。タバコを吸う方はご存じだと思いますが、ガラムがそのタバコです。歯医者さんでもかいだことのあるにおいです。
「SWORD OIL」に関する詳しい情報は
http://www.goldsfactory.com/