先日の「EVEN」の取材の時に感じが良かったパターの2本目です。
上の通り12本のアンサー型のパター(中にはアンサー型ではない物もありましたが)を試打してきたのですが、前回は「Bettinardi Studio B SB-10」が良かったという話をしましたが、今回紹介するのは「TaylorMade ROSSA DAYTONA 1 AGSI+」です。
「TaylorMade ROSSA DAYTONA 1 AGSI+」と言えば、20,000円以内で買える比較的安価なパターですが、「AGSI+」というインサートを採用し、直進性、打感の良さを両立しています。
ヘッド素材は304ステンレスを使っているようですので、もしかすると鋳造ヘッドなのかもしれません。ミーリングの痕はみられません。
ですが、TaylorMadeのROSSAシリーズの心臓部でもあるフェースインサートの「AGSI+」にはかなり手が込んだ細工がされています。
素材はチタリウムという素材で、軟鉄より65%軽くなっているとのことです。フェース部分が軽くなっていると言うことはヒールトゥバランスが強調されることにもつながっています。さらにインサートに入れられた溝はCNC加工によるものです。さらにその溝にはソフトポリマーが入れられています。これによりインパクト時の振動を抑えているとのことです。
実際打ってみた時にはこのような資料もなかったので何の先入観もなかったのですが、打った感じはしっかりあるし、確かに転がりが良いという感じはしました。若干かぶりぎみのヘッドではありましたが、少し調整すればかなり良い感じになりそうな印象でした。
コストパフォーマンスを考えると、なかなか良いパターと言えそうです。最近女子プロのパターを見るとグレーのインサートの物を使っているプロを見るようになりましたね。新しいAGSIなのでしょうね。
また年末頃にはSPIDERの小さいヘッドにクランクネックが付いた「ITSY BITSY」も出るようです。楽しみです。