県アマの予選で同じ組になったCRAZYの方に誘われ、「CRAZY FACTORY」に行ってきました。
「CRAZY」と言うと、「硬い」とか、「高い」というイメージで相当厳しい感じのシャフトというイメージでしたが、実際に打ってみたり、シャフト作りのコンセプトを聞いたりすると、それらが単なる思いこみだったことがわかってきました。
どんなシャフトだったかというと.....
まず「CRAZY」の特徴はと言うと、高弾性のカーボンシートを使ったシャフトであり、トルクがおさえられたシャフトが多く揃っていると言うことです。
また上の画像のようなデザインがシャフトに入れられているシャフトですので、見たらすぐにわかるデザインです。
トルクをおさえればシャフトがねじれないわけですから、ねじれたものが戻る力を使えないので、ある程度力がある人しか使えないと言う感じがします。柔らかいフレックスのシャフトもラインナップされていますが、それはそれほど厳しいトルクになっていませんが、高弾性のカーボンシートを使っていることによる特性は、スイングスピードが遅い人にもメリットがあるとのことです。
今回は上の4種類のシャフトを打たせていただきました。「CRAZY」の代名詞的存在の「BLACK 80」と「BLACK 50」。そして長尺仕様での使用もできる「LONGEST YARD」です。
それぞれのシリーズに細かいフレックスや仕様がありますが、細かく色々打たせてもらってきました。
「BLACK 80」は80トンの弾性率のカーボンシートを使ったシャフトで、上品なしなり方をするシャフトですが、比較的しなり戻りを感じられるシャフトです。
「BLACK 50」は今回は上の写真の上段の重めの仕様のものを打たせていただいたのですが、結構パリッとした感じのシャフトです。
「LONGEST YARD」はその名の通り、距離を出したい人が使うと良さそうなシャフトで、前の2本のシャフトよりもシャフトが動いて仕事をしている感じが感じられるシャフトです。
試打クラブのヘッドが色々な種類だったので純粋な比較はできませんでしたが、コントロール性はやはり「BLACK 80」ですね。飛んでいる感があったのは柔らかめの「BLACK 50」。長尺でやっぱり飛んだのが「LONGEST YARD」でした。
ですが、「CRAZY」の方の話によると、実際にコースボールで打って飛ぶのは「BLACK 80」、しっかり振っていきたい人で結果が良いのは「BLACK 50」とのことでした。
「CRAZY」のコンセプトを色々お聞きしたのですが、トルクが少ないメリットと、弾性率の高いシートを使うことのメリットを最大限に生かしたシャフト作りをしているとのこと。シャフトはすべて振動数管理されており、シャフトの最も硬い部分が転写部分を上に向けた時になるように管理されているとのことでした。
また「プロが使うシャフトのクオリティを一般ゴルファーにも」というコンセプトを持っており、その結果価格的には多メーカーより高くなっているとのことでした。雑誌などへの広告費もかけていないので、じわじわと口コミで広がってきたブランドです。
GolfClassicなどを見てもトップアマの方が使うようになりましたね。飛距離も出て曲がりが少なくなるシャフトとのことです。そうそう、シャフトを振動数で管理しているのは「CRAZY」とAXIVの「Mamiya」だけだそうです。
ちなみに、今回打たせていただいたシャフトの中で良かったのは、「CRAZY BLACK 50W 7.7(SX)」です。バランスD2前後で、45インチで組んで振動数が290cpm近くも出ます。振り切ったら曲がらないシャフトらしいです。
CRAZYシャフトに関する情報は
http://www.crazy-shaft.com/