直輸入店には少し前から入荷し始めた「ITSY BITSY」ですが、これって言いにくいので「MINI SPIDER」って言われたりしています。
10月はじめのUS TaylorMadeのサイトでは、上のクランクネックのモデルと、ショートネックが付いたモデルが出ていたのですが、最近もう一度見てみたら、ダブルンドシャフトのモデルの画像に変わっていました。
片山プロが最近使っているのはこの小さいヘッドのSPIDERのセンターシャフトですね。ということで最低でも4種類のヘッドがあると言うことになります。
今回フォーラムゴルフさんで軽く転がしてみることができたのでその感想を.....。
何本かあったのですが、まずは1本手にとってヘッドを置いてみるとヘッドより手の位置が後ろに来るすわりになります。これって個体差なのかな？と思って他のパターも構えてみたのですが、他のものも度合いに若干の差があるものの、全てヘッド位置より後ろに手の位置が来てしまいます。
比較的柔らかいマットの上でしたので、芝の上でもそう大きくは変わらないと思います。これって何か意味があるのかなと考えたのですが、この位置に構えさせたらいやでもヘッドの軌道はアッパーになります。もしかしたらそんな狙いもあるのかもしれないとちょっと思いました。
SPIDERの良いところは慣性モーメントが大きく、ヘッド後方の両端にウェイトがありヘッドの動きが安定すると言うところにあります。ただ、初代のSPIDERはヘッドが大きすぎてその良さを知り、ストロークできればその効果を発揮しますが、フェースローテーションを使ってストロークしたい人には扱いにくさの方が際だってしまう結果になっていたと思います。
今回のITSY BITSYは慣性モーメントという点では初代のSPIDERには及びませんが、フェースローテーションを使いたい、大きなヘッドが苦手な人には扱いやすいモデルになりました。
実際に転がしてみても、手の位置以外は違和感もなく、ANSER型のパターのような動きをしても問題ありませんでした。ヒールトウバランスで重心深度が深いANSERという感じですので、当時のKARSTENさんの狙いであった「真っ直ぐ引いて真っ直ぐ打ちやすい」と言う意味では、理にかなった形状と言えると思います。
打感は「AGSI+」のマイルドな打感で、球離れも早過ぎず、なかなか良い感じです。ちょっと気にはなりますが、どうせ使ってみるなら大きいSPIDERの方を使ってみたいです。それもセンターシャフトで.....(ってまたか！)。
