PRO FOUNDと言って、「それ知ってる!」と言う人はかなりのパターマニアだと思います。自分もいつ頃かわかりませんがそのヘッドカラーの特長で記憶に残っていました。
最近はアライメントを正しくするためのパターは色々なメーカーから出ていますが、今回打つ機会があったPRO FOUNDの「DARK ACE」はそのパイオニア的なパターと言えると思います。
今期はヨーロピアンツアーで3勝を挙げており、ツアープロにも採用されるパターです。EUROPEAN PGA TOURの他にも、USPGA TOUR、そして日本のツアーでも何名かのプロがテストしているとのことです。
どんなパターかというと.....
ヘッド重量は375gという重いヘッド重量を採用し、フェース面はミーリング加工されており、タッチの柔らかさを実現しています。
さらに上の写真のソール面にあるオレンジ色の素材は、打感を良くする効果もある素材とのことです。
そして、この「DARK ACE」の最大の特徴である、アライメントはどのようになるかというと、下の画像の通りです。
上の写真の真ん中の画像が、正しく構えた時の見え方です。左はトウ側が上がってしまう構え方をした時の見え方です。右は、逆にヒールが浮いてしまった時に見える見え方です。
これだと元々のライ角が合っていないと、ダメじゃないか?と思った人は鋭いです。この「DARK ACE」には2種類のライ角があり、68度に調整されたものと、70度に調整された物がラインナップされています。なかなかよく考えられています。
ロフトは2.5度に設定されており、マットで転がした感じでは滑るような転がりです。そしてなんと言っても慣性モーメントが、5462 g/cm2と高い数値を達成してます。2-BALLパターが3400g/cm2くらいとのことですので、かなり高い数値だと言うことがわかると思います。
シャフトのオフセットはほぼ無いような状態でダブルベンドシャフトが装着されていますが、フェースバランスになるように調整されています。こういった形状のパターにはシャフト1本分くらいのオフセットがあるパターが多いですが、これはおもしろいシャフトの付き方をしています。
シャフトのバリエーションはないようですが、この形状でセンターシャフトとかトリプルベンドシャフトがあったりすると面白いかもしれませんね。次回のラウンドで転がしてみますので、またレポートします。
PRO FOUNDパターに関する詳しい情報は
http://houstonputter.com/