2008 FOURTEEN CLASSICで参加賞としてもらったMT-28V4ですが、もらったその日にシュリンクを剥がし使用して優勝しました。
ロフトは52度と58度、Fourteen Classicの刻印が入る記念モデルです。MT-28V4の最大の特徴は、もちろんスピンが効くことなのですが、それに加えてMT-28V4から採用された「逆テーパーブレード」が今回のニューウェッジの大きな特長になっています。
実際に打ってみてその効果はどうだったかというと.....
まずは構えてみた時の感じですが、前作のV3と比較してもほとんど形状の変更はないようです。ただ、ヒール側の高さが微妙に高くなったような気がします。ということで、スコアラインのヒール側のエンド部分の高さを比較してみたところ、V3は約36mm、V4も約36mmとまったく同じでした。目の錯覚かと思ってよく見てみたのですが、ネックまわりの研磨の丸みがV4の方があるようなのでそう見えたようです。これは個体差かもしれませんね。
それとスコアラインの本数が変わりました。V3の時は16本あったスコアラインが、V4は15本になっています。溝の感覚が広がったわけではなく、V3の時に一番上にあった短いスコアラインが一本無くなった感じです。
もう少しV3と比較してみると、ソール幅はV4の方が幅が少なくなり、少し平らなイメージのソール形状になっています。そして、大きく違うのはネックの長さで、約8mm、V4の方が長くなっています。これは重心を高くする狙いがある物と思われます。それに加え重心を高くする効果があるのが今回採用になった「逆テーパーブレード」です。まずは画像をご覧下さい。
「逆テーパーブレード」の特長は、フェースの上の方に行くほどフェースの厚みが厚くなると言う物です。一番厚い部分の厚みはV3の時は4.85mm、V4は6.6mmもあります。上の写真の通り、構えた時にはトップブレードが厚く見えないような工夫もされています。
ネックが長くなることによって、ヒール側のウェイトが増え重心が高くなり、さらにフェース上部にウェイトを配分したことによって、さらに重心が高くなっていると思われます。
これだけ重心が高く、重心距離が短め、そして重心が高くになっていることを考えると、きっとボールがつかまえやすい効果があると思われます。低く抑えたショットを打ちたい時のショット時に、きっちりダウンブローに打っても、飛距離のロスが無く強い球が出そうです。
実際、フォーティーンクラシックで使った時も確かにボールの高さは今使っているウェッジよりも低いところを飛んでいっていた気がしました。V3からV4への進化はかなり奥深い物がありそうです。
FOURTEEN MT-28 V4に関する詳しい情報は
http://www.fourteen.co.jp/product/wedge/mt_28_v4/index.html