同じ425ccで、ヘッド形状も良く見ないと差が感じられない。同じメーカーでターゲットも同じ層のはず。前の425では左に引っかけるというようなことはほとんど経験が無い。それが今ではつかまる代わりに引っかけも出る.....。
どうしてもこの現象がなぜなのか検証したくて、必要なものを用意しました。で、どんな検証をしたかというと.....
まず用意した物は
MIZUNO MP CRAFT 425 9.5度
GRAPHITE DESIGN TourAD EV-7x
早速組み立てて....ほぼスペックは同じ。こんな感じで比較してみました。
まずはこのクラブをうまく打とうという考えは持たないようにして、自分の思ったとおりのスイングを同じようにしてみました。
「S-1」はヘッドがすわった場所で気持ちよく振ると、やはり真っ直ぐ飛び出して左に曲がっていく。一方「旧425」はというと、真っ直ぐ飛んだり少し右に行ったり。
次に「S-1」で少しオープン気味で構えて打つとナイスボールが出る。「旧425」だとこの構え方だとほとんどつかまらずフェードボールしか打てない感じ。
「旧425」で調子が良かった時は確かフェードボールを打っていました。
次に「S-1」でつかまえてフェードボールを打とうとすると、ちょっとしたミス(スイング軌道など)で左に行くことがある。「旧425」では、フェードイメージで打つボールが左に行くことは全くなし。
次に「S-1」でドローボールを打とうとすると、意外と簡単に打てる。このヘッドには一番自然な打ち方なのかもしれない。「旧425」ではドローボールを打つ時にかなり意識をしないとドロー回転にはならない。
もしかしたら、これってコースによって使い分けることができるんじゃないかってちょっと思い始めました。飛距離の欲しい長いコースではドロー系のボールで攻めて、飛距離よりも正確性を求めるのであれば、フェード系で攻める。
でも「S-1」ではしっかり左に向けさえすればフェードで引っかけることもないので、「S-1」なら両方を打てるようになる可能性があると言うことにもなります。
TourAD EV-7は少し弾き感があるシャフトなので、もう少し動きが少ないシャフトを入れてみるという手もあるかもしれません。
とりあえず「旧425」を打ってすっきりしたので良かったです。そうそう、打ち比べると打感はやっぱり「旧425」の方が良いですね。でも距離が出てそうな感じがするのは「S-1」の方です。
それとブログのコメントに"ともくん"さんから貴重な情報をいただきました。そのまま引用させていただきます。
自分もS-1にファイアーエクスプレスを刺して使用しておりまして、最初は左が怖かったですがこのヘッドはソール中央に4~6gのグルーが充填されていますのでそれをヒートガンで暖めてトゥ側に移動させることで解消しました。グルーはヒートガンを5cm程度ソールから離して熱を当てると15~20秒程度で液化しますので簡単にできますよ。ご参考になれば…
と言う情報です。やはりグルーでヘッドウェイトを調整しているんですね。ヒートガンで温めるだけでそれがトウ側に移動できれば、かなり感触は変わるでしょうね。近いうちにやってみたいと思います。
"ともくん"さんありがとうございました!