TaylorMadeからフェースアングル、ライ角、ロフト角などをチューンできる「FCT Technology」を搭載したR9シリーズが発売されてしばらくたちますが、試打クラブを借りることができたので、色々試してみました。

今回は各ポジションで、ヘッドスペックがどう変わるかを計測してみました。計測方法が難しいのですが、だいたいの目安にはなると思いますので参考にしてください。
計測の結果は.....
計測は「N」ポジションから時計回りに計測しました。計測したのはライ角、フェース角、ロフト角の3種類です。使用したヘッドは「TaylorMade R9 MAX 9.5度」です。
| N | - | L
     | - | NU | - | R | - | |
| Loft(deg.) | 9.5 | 11.0 | 11.0 | 10.5 | 10.0 | 8.0 | 8.0 | 9.0 | 
| F.A.(deg.) | -2.0 | -0.5 | ±0 | -0.75 | -3.25 | -4.5 | -5.0 | -3.0 | 
| Lie(deg.) | 58.5 | 58.5 | 58 | 58.5 | 60 | 60 | 60 | 59 | 
ライ角に関しては、計測台にヘッドのヒール側とトウ側から薄いカードを挟み、中心線からカードの端部分の距離が同じになった場所をライ角計測の基準としました。数種類の計測方法がありますが、今回はこの方法です。
難しいのはソール形状からか、多少ライ角を変えても同じくらいの状態になることです。ですので、ライ角だけはあまりあてにならないかもしれませんのでご了承下さい。
ご覧の通り、ロフト角、フェース角はダイナミックに動きます。気を付けていただきたいのは、今回はシャフトを固定してフェースアングルを「0」に合わせて計測していると言うことです。
実際「R」のポジションはロフトが8度で、5度オープンになっていますが、実際に5度オープンの状態で構えると、ロフトは8度には見えませんし、実際のロフトはオリジナル以上あるように見えます。これは計測時にフェースアングル「0」で計測しているため、このような数値になります。
フェースアングルはヘッドがすわった状態で計測するデータですので、ロフトを大きめに使うにはフェースアングルのマイナスの度合いが大きい物にすればよいと言うことになります。
最近では、オークション等でこのFCTスリーブも売っているので、手に入れようと思ったら手に入れられるみたいです。偽物もあるようなので注意が必要ですが.....。今度購入してみてシャフト装着とかどうなっているかのレポートもしたいと思っています。
それにこの記事を書く数日前にTaylorMadeから「FCTスリーブ」付のシャフトが発売になると言うリリースがありました。
FCTスリーブ装着「FCT」カスタムシャフトについては
http://tmag8624.jp/tm_japan/custommade/fct_shaft.html
「FCT Custom Shaft Price List」 のダウンロードは
http://tmag8624.jp/tm_japan/custommade/pdf/spec_fct.pdf
そうそう、「FCT Sleeve」とは関係ない話ですが、「duckbill golf」の「Putter Shop」にScotty Cameronの303 SSS NEWPORT 2 Circle-Tを2本追加しました。興味がある方はご覧下さい。
http://www.duckbillgolf.com/













