今のエースドライバーは「MIZUNO MP CRAFT S-1」に「GRAPHITE DESIGN TourAD EV-7x」を入れていますが、先日撮ってもらった写真に面白い物が写っていました。
これってトゥダウンですよね.....。このトゥダウンは非常にやっかいな物です。なぜやっかいかというと.....
トゥダウン(toe down)はその意味の通り、ヘッドのトウ側が落ちることを言います。柔らかいシャフトになればなるほど、このトゥダウンはおきやすくなります。
スイングスピードが速い人が柔らかすぎるシャフトを使うとこのトゥダウンが大きく起こる場合が多いです。うまくシャフトのしなりを使える人であればタイミングも合わせられますが、柔らかいシャフトを速く振りすぎると、色々な方向にシャフトが曲がります。この不確定要素が球を曲げる原因になっていると自分は思っています。
それほどヘッドスピードが速くはない自分が、好んで硬くてねじれないシャフトを愛用しているのはこんな理由からです。しなりにくくねじれにくければスイングさえしっかりしていれば曲がることによる不確定要素はかなり省くことができます。
ただし硬いシャフトをしならせることができなければ、シャフトの弾きを利用することもできないわけで、今そこそこ距離が出ていると言うことは、それなりにしならせていると言うことになると思います。
柔らかいシャフトをうまくしならせられれば飛距離も伸ばすことができます。また、トルクが多いシャフトの方が飛距離のことを考えれば、そのポテンシャルは高いと言えます。
ただ自分の場合、「しっかり振ることが何よりの安心」なので振っても動きすぎないシャフトが何よりと言うことになっています。
トゥダウンの話からそれてしまいましたが、上の画像を見てわかるとおり、トゥダウンするとライ角がフラットに変わります。フラットになるということは、ボールはつかまりにくくなると言うことです。柔らかすぎるシャフトで出るミスは、柔らかすぎてインパクト時にシャフトが戻ってこないでフェースが右を向いてしまう。それによって右に飛んでしまう。それと今回のトゥダウンでボールをつかまえられずスライスボールになってしまうと言うミスがあります。
合わないフレックスで振るとこの縦方向の影響と、横方向の影響が混ざって出ることがありますので、不確定要素が増える結果になります。これはタイミングでも変わってきてしまいますし、ちょっとした体の動きの違いでも影響が現れます。
自分は「R(レギュラー)」フレックスで良いと決めつけている人が多いですが、少し硬めのシャフトを打ってみるとまた違った感触が得られるかも知れません。また逆に、硬すぎるシャフトを使っていると、飛距離が極端に落ちてしまいます。自分がしなりを利用して飛ばせるかどうか柔らかめのシャフトを使ってみるのも良いかもしれませんね。