初めて実物を見ました。見せて頂いたのは用賀にある "Premium Golf Club" さん。ガラスのショウケースに入れられていました。これを今回は手にとって見せて頂いた上に、写真も撮らせて頂きました。
このダマスカス鋼という素材を使ったパターは、その昔はTad Mooreさん、最近ではCameronさんも作っています。このダマスカス鋼はどんな素材かというと.....
Wikipediaによると.....
かつて生産されていた木目状の模様を持つ鋼素材の名称である。強靭な刀剣の素材として知られるが、製法がはっきり分かっているわけではないことから、伝説的あるいは神秘的なものと思われていることもある。
この鋼材が生産されたのはインドのウーツであるが、それがシリアのダマスカスで刀剣等に加工されたのでダマスカス鋼として西欧世界に知られるようになった。
とのことです。また、こんな記述もありました。
ダマスカス鋼による刀剣などの製品は10世紀頃から18世紀頃まで現在のシリアにあたる地域で製造されていたが、現在はインドでの鋼材の製造法など、製造技術が失われている。
更に詳しい情報はこちらから.....
http://ja.wikipedia.org/wiki/ダマスカス鋼
もう少し画像を見て頂くと.....
上の画像はバックフェース側からの画像ですが、ダマスカス鋼の特徴である年輪のような模様が見えます。ヘッド形状は、Black Seriesの形状です。本当に綺麗な模様ですね。刃物用の素材で使えるくらいなので、きっと切削性はそれほど良くないんでしょうね。
フェース側からの画像を見ると、フェース面にはインサート以外ミーリング痕が残っていますが、良く見るとそこにも当然模様が入っています。
ソール面には「DAMASCUS GRAND」の文字と、「LIMITED EDITION 12/15」と書かれています。なんと15本しか作られていません。これは本当に貴重なパターですね。
素材としてブロックで手に入ったらこの素材でパターを作ってみたいですね。