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0416

Scotty Cameron TOUR Putterの小ネタ

まず最初にお詫びと訂正。昨日の更新でFT TOURのライ角が56.5度で"アップライト"と書いてしまいましたが、"フラット"の間違いでした。夜中と9時前に見ていただいた方は間違った情報を書いてしまいました。ごめんなさい。

先日スタジオでScotty Cameronのツアーパターのシャフトカットを依頼されました。

sclabel.jpg

グリップを抜いて、両面テープを剥がすと上のシールが出てきました。色合いは、少し前までのツアー用パターに貼られているシャフトラベルと同じ色合いですね。

これが真贋を見分けるための物なのかどうかはわかりませんが、見えないところにまでこういう物があったりすると理由を知りたいですね。この他にもちょっと気がついたことがあったので軽くレポートを.....。

もう一つ気がついたのは、このラベルが貼られていたシャフトのプリントです。

ustp.jpg

自分でシャフト交換したことがある人なら、見覚えがある人もいるかもしれません。この「USTP」って、Cameronのパターのリシャフトの時に見た型番でした。

昔まだCameronさんがガンブルーのパターを出していた頃、他のパターはPING以外は9.4mmチップが多いのに、Cameronさんは9mmチップのシャフトを使っていました。

当然ホーゼルの内径も9mmです。当時なかなか9mmチップのパター用シャフトが無くて、9mmであるのはノンステップのシャフトだけで、Cameronさんが使っていたステップ入りのシャフトは市販されていませんでした。

Old Anserに装着されていたようなロングファーストステップのステップ入りシャフトはどこからも出ておらず、オリジナルを抜いてとっておくと、この「USTP」の9mmチップ版の「STP」しか選択肢がありませんでした。

Cameronさんはなにか理由があってステップ無しのシャフトにしているのかと思いましたが、まさか「USTP」を使っているとは思いませんでした。

「USTP」と言うシャフト、TrueTemperのシャフトです。ですが不思議なことがあります。TrueTemperの型番は「USTP-38」と言う名称で、ここにプリントされている37インチではなく、38インチで供給されています。

それにプリントには「USTP58355-37」と書かれていて、多分「-37」の前の「355」はチップ径で「9mm」ってことになりますね。9mmチップは「STP」のはずなのに何ででしょう?

STPもUSTPもバット部分はそこそこ太いのですが、グリップの下の方は結構テーパーがきつくて短くすると細くなってしまいます。もしかしたらこの「USTP」は特注で太めにしてあるのかもしれませんね。

こういうわずかな情報から色々想像するのは結構楽しいです(笑)。

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