遅ればせながら、表題の本を久しぶりに読んでいます。
ゴルフは技術的なことも重要なのですが、何を信じられるか?ダメな時にどう立て直せるかが重要なスポーツです。そして、技術的には問題ないのにラウンドで数字が出ないのは、精神的な要因か、悪く言うと頭が悪いとよく言われます。
こんな状況の人にもこの本は是非おすすめです。最初はうまくいっているのに、一回のミスから崩れていってしまう人などは、自分が信じられなくなっている状況がそうさせていると思います。
この本を読むと、こういった精神的は部分で考え方を変えさせてくれます。ちょっと内容を紹介すると.....
ミスの原因は通常悪いスイングが原因になりますが、その悪いスイングの原因となっているものは「悪い思考」ということ。これは深い言葉ですね。
左にハザードがあるから左に振れない。左に振れないから下半身が止まって手打ちになり引っかけが出てハザードに吸い込まれる。
この事象は、まず下半身が止まる悪いスイング、左に行きたくないという考え方が悪い思考と言うことになります。左にハザードがあっても普段通りのスイングができていれば、左に行くことはないのに、必要以上に意識してしまったために悪いスイングを引き起こしてしまったというわけです。自分を信じていないと言うことですね。
この辺のコントロールができる人が本当の上級者と言えるのでしょうね。
それと、「決断し、集中し、スイングするだけ」という言葉。これも当たり前なことですが、その通りですね。決断するためには自信が無くてはなりません。自信がない状態で集中することはできませんし、スイングも中途半端になってしまいます。
決断できる自信を持つことが、とても重要だと言うことに気づかされます。パッティングでもラインを決めて「あそこに打つんだ」という決断をした時は、周できるし、ストロークも中途半端にはなりません。そう言う時は外れても狙ったところに打てていれば、読みが間違っていたと思えるので、悪いイメージにはなりません。
こういった色々な深い言葉がこの本には書かれています。これを読んでいるとずいぶんゴルフに対する考え方が変わってきます。54と言う数字から全ホールバーディーをとると言う気持ちでどうゴルフするかみたいな内容かと思うのですが、積極的な考え方のヒントが満載の本です。
もう少し早めに読んでおけば良かったです。
ゴルフ「ビジョン54」の哲学 楽しみながら上達する22章
ピア・ニールソン&リン・マリオット著
もうすでに読んだ方には
ゴルフ「ビジョン54」実戦編 楽しみながら上達する18のドリル
ピア・ニールソン&リン・マリオット著
もあります。最近あまり本を読んでいなかったのですが、たまにこういう本を読むと新鮮です。少し伸び悩んでいる方はゴルフに対する取り組み方を考え直すとか、考え方を違う角度からにしてみると、新しい物が見えてくるかもしれません。