ついこの間までポケットキャビティと聞いただけで打感が悪いんだろうとか、音が悪いんだろうとか思っていたのですが、今回下の画像のCallawayの旧LEGACYアイアンを打ってみてずいぶん印象が変わりました。
CallawayのLEGACYアイアンは軟鉄鍛造なのですが、大きなポケットキャビティ構造になっていて、見るからに打ったら高い音が出そうな感じです。軟鉄鍛造とはいえ、フェース厚が薄いので打感は通常の軟鉄鍛造のキャビティアイアンより打感が悪いものだと思いこんでいました。でも実際に打ってみると.....
こんなに大きなポケットです。普通は打感が悪そうに見えますよね.....。でも打ってみると意外に打感が良いんです。音も軟鉄鍛造アイアンそのものだし.....。
PINGのANSERアイアンを打った時も似たような感触でしたが、最近のアイアンは日本人が求める打感をうまく表現できていますね。その秘密はこんな部分でしょうか.....
キャビティ内にはいくつかの工夫がされていますね。まずはバックフェースの幾何学模様。細かい凹凸が見えますね。これも振動吸収に役立っているんでしょうね。そしてその上にはヘッド重量調整の役割も果たしていると思われる金属のプレート。このプレートとバックフェースの間にはきっとなにか柔らかい素材が挟まっているんでしょうね。そして黒い部分のラバーっぽい素材。これは間違いなく振動吸収と、打感の良さを際だたせているんでしょうね。
見れば見るほど良くできています。重量配分が効率よくできて、部分部分の素材の重量をコントロールできるなら色々なことが実現できそうですね。ボールが上がりやすくするとか、ソール幅を厚くするとか.....。
自分のようにポケットキャビティは打感が悪いと決めつけて打ってみたことがない方、CallawayのLEGACYアイアンに限らず打ってみるとずいぶんイメージが違うことがわかると思います。