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ウェッジの溝規制について

最近では旧溝と呼ばれるようになったウェッジがずいぶん安く店頭で売られています。

旧溝、新溝という呼び方もどうかと思いますが、この溝規制がどう我々アマチュアプレーヤーに影響があるかあらためて考えてみました。

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今FOURTEEN MT28 J.SPECIIIを使っていますが、上のウェッジは新ルールに適合しないいわゆる旧溝のMT28 J.SPECです。実際このウェッジが使えなくなるのはいつか.....?

今回の溝に関する規則は段階的に適用になり、昨年から適用になっている部分もあれば、今から10年以上先の2024年から適用になる規則もあります。そのそれぞれを簡単に説明するとこんな感じです。

まずはすでに適用になっている規則があります。それは2010年1月1日に適用になっているもので、クラブフェースマーキングの新しい仕様が導入されました。ただこれはクラブメーカーにとっての規制で、2009年いっぱいは新ルールに対応しないウェッジの出荷は認められるが、2010年1月1日以降に出荷する物はすべて新しい溝規制に対応したウェッジしか出してはいけないと言うことになります。

我々アマチュアゴルファーには関係のない部分で、2010年に入ってから2009年中に出荷されたウェッジを買って使っても、今まで使っていたウェッジを使ってもルール違反にはなりません。

我々アマチュアゴルファーに最初に関係がありそうなタイミング2014年1月1日から適用されるルールで、上の規則がまずプロの試合で適用になりました。ですが、プロが参加しない競技(アマチュア競技)ではこのタイミングでルールが適用になりませんでした。

2014年1月1日から適用されるルールでは、「プロフェッショナルの下部ツアーやエリートレベルのアマチュアイベントにだけ拡大されることが強く奨励される」とされていて、ここで初めて我々アマチュアゴルファーに影響が出てきます。

ただし上の文章の通り、エリートレベルのアマチュアイベントと書かれているように、各地区のゴルフ連盟が主催する競技などはこれに準じてルールを変更する可能性が高いです。ですので地区連盟の主催競技に参加するゴルファーはこのタイミングでルールが適用になるわけです。

ということは、旧溝と言われているルール不適合のウェッジは2013年いっぱいまでルール違反とならず使えると言うことです。この辺を勘違いされている方も多いですね。

また上の文言の続きには「倶楽部レベルゴルファーは、新しい仕様を満たしていない古いモデルのクラブを引き続き使用することが認められる(べきである)」とされていますので、競技に出ない一般ゴルファーはルール違反にはならないと言うことです。

このルールをどう考えるかですが、2013年いっぱいギリギリまで旧溝のウェッジを使おうという人もいるでしょうし、早めに新しい溝に慣れようという人もいるでしょう。考え方は色々です。

自分も新溝のウェッジを使っていますが、ある程度力を入れて打てる距離はさほどスピン量が変わらないのですが、やはり短い距離を転がす時にその差はかなり感じられます。やはり「ボールを止めたい」に溝はかなり役に立っていたと言うことでしょうね。

今のところ自分の考えとしては、2012年いっぱいくらいまでは旧溝仕様のウェッジを使って、ルール適用1年前くらいになってから、旧溝のスピンに慣れるため新溝のウェッジを使うのも良いのではないかと考えているところです。

今は悪者のように店頭で安く売られている旧溝のウェッジ。あと3年丸々使えるとなると、今のうちに買っておくのもいいかもしれませんね。ただ、転がしも距離感さえ養えれば問題ないですし、あとは入りが良い時はスピンが効く時もあります。

スピンのない転がしの距離感を養うか?毎回入りの良い打ち方を習得するか?そういう選択肢はあります。まだ時間はたっぷりあります。じっくり考えましょう.....(笑)。

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