ODYSSEY(オデッセイ)の近日発売予定のFlip Face iX(フリップフェースiX)を見る機会があったのでレポートします。
フリップフェースiXはその名の通り、ある部分がフリップします。だいたい想像がつきますよね...。
もちろん、ボールも転がしてみましたのでその辺も...。
今回打ってみたのはFlip Face iXシリーズの中の#9の形状。
この画像を見ると、バックが白いから貫通しているみたいに見えますが、バックフェース側にもインサートがあります。そしてフェース面側はどうなっているかというと...
見かけない色のインサートが見えます。そうです...インサート部分がフリップするんです。さすがODYSSEY!面白いこと考えますね...。どんな造りになっているかというと...
上から見るとこんな感じです。トップブレードからつながる切れ目がありますね。この切れ目が目立たないように通常はトップはラウンドしているのですが、このFlip Face iXはフラットトップになっています。
ソール側から見るとこんな感じです。これだけだとどうやってフェース面が回るのかまったくわかりませんよね...。自分もどうしてこのインサート部分が回るのかまったくわからなかったのですが、これです。
このヒール側から回せるネジをゆるめるとなんともう一ヶ所外れる場所があります。写真だとわかりませんね。その場所はなんとサイトラインの部分です。
そこからまっぷたつに分かれてインサート部分がフリーになって、黒いインサートと、白いインサートを替えることができます。インサート部分の固定は3点になっていて、ヒール側と、トウ側がキッチリおさえられると、まったく動かなくなります。
この両側のインサートで打ってみたのですが、まったく違う感触ですね。これだけ違うと同じ形状で違うインサートのパターを2本持っているのと同じ感じです。
インサートを変更して打感を変える場面がどんな時かちょっと想像がつきませんが、面白い機能ですよね。ボールを変えてインサートが柔らかすぎる時とか、その逆でインサートが硬すぎる時に変えるのでしょうかね?打感ではなく、グリーンのスピードによって変えるとかでしょうか?
黒い硬い方も金属ではないので、白に比べるとかなり硬いと言うだけで、金属のようなソリッドな打感ではありませんし、クリスピーな音もしません。ただかなり硬い印象のボールを打った時にはかなり高い音が出ました。こんな打感のインサートは現時点で売られているオデッセイのインサートには無いような気がします。
やはりラインナップ数ナンバーワン、売上もナンバーワンのオデッセイだからできることですね。一昨年のバックスとライクと言い、ナンバーワンを走っているメーカーだからこそできる開発ですよね。なかなか他のメーカーにはできないことのような気がします。そう言う意味で、オデッセイの動向は興味深いですし、目が離せない部分です。
ODYSSEY(オデッセイ)のパターは楽天市場で購入可能です。現時点で一番高いのはやはり「WHITE DAMASCUS(ホワイトダマスカス)」ですね。Scotty Cameronのようにツアー流出物はまったく出ていないですね。日本のプロでも市販のパターと違う仕様の物を使っているプロがいますが、そう言う物も楽天市場には出ていません。Yahoo Auctionには何本か出ているようですね。高い物は37万もするようです。