最近Scotty Cameronのパターや、ODYSSEYのパターで深めのミーリングがフェース面に施された物が多くなってきました。
打感を柔らかくする効果がもちろんあるのですが、ちょっと気になることが起きていて、その話を知人にしたらやはり同じことを感じていたとのことでした。
どんなことが気になっていたかというと...。
深いミーリングは間違いなく良い打感にすると言うことに関しては、効果があります。それはほとんどの方がそう感じることだと思います。
自分もこれは疑うことが無く、そう思っていました。ですが、パターフィッティングをしているときにちょっと不思議な現象が何度か起きました。
パターフィッティングでは、なるべく本番の環境に近い環境でパッティングをしてもらうために、普段のゴルフシューズを履いてもらい、ボールも今使っている物を持参してもらいます。それは打感の違いや、ボールのカバーの違いによって球離れのタイミングやスピードが異なるからです。
スタジオには様々な種類のボールがあり、それを使って自分もボールを転がすことがあるのですが、深いミーリングのパターとディスタンス系のボールの相性が、いけてない感じがします。
TitleistのPRO V1シリーズや、SRIXON Z-STARシリーズ、TaylorMade FIVE TPなどでは感じないことなのですが、いわゆるディスタンス系と呼ばれるボールでは、ボールが真っ直ぐに飛び出さないことが10~20%くらいの確率で起こるような気がします。
もしかしたらディスタンス系のボールと言うよりは、ディンプルの形状なのかもしれませんが、ストロークはしっかりできているのに、思わぬ方向にボールが飛び出す感じです。ODYSSEYの樹脂系のインサートのようにボールを選ばず柔らかい打感の物は問題ないかと思いますが、ステンレスや軟鉄素材で深いミーリングが施されている場合、ボール選びにはちょっと気を付けた方が良いかもしれません。
深いミーリングのパターをお使いの方は、今お使いのボールをフェース面に当てて、手のひらでボールを転がしてみてください。そのときになめらかに転がればほとんど影響はないと思いますが、ディンプルの角を感じるようなことがあれば、それは何らかの影響が出ることが考えられますので、ボールの変更など考えた方が良いかもしれません。
とは言っても深いミーリングのパターは気持ちの良い打感になりますよね。ボールとのマッチングが良ければ是非おすすめしたいです。
Scotty Cameronの新しいSelectシリーズと新しいCalifornia(カリフォルニア)シリーズは、DEEP MILLED(ディープミルド)加工が施されたパターです。SelectシリーズのNEWPORT 2の最安値は31,800円です。徐々に安くなってきましたね。
DEEP MILLEDでScotty Cameron売場を検索してみると、18本のパターがヒットします。GoLoのPROTOTYPEも出てきます。ちなみに378,000円です。この商品の説明を見てみると、興味深いことが書いてありますね。センターシャフトには2種類のシャフト装着位置があり、市販品とPROTOTYPEでは異なるらしいです。詳しくはこちらをご覧下さい。