ようやく量販店の店頭に並び始めた Scotty Cameron Select GoLo シリーズを打たせて頂く機会があったのでレポートします。
scottycameron.com より引用
今回 GoLo と GoLo S の両方を打ってきました。先日 GoLo MID を打っていたので、それとの比較も含めてレポートします。
これまで Scotty Cameron の中型マレットサイズのパターというと、Studio Select FASTBACK/SQUAREBACK と California FASTBACK がありましたが、中型と言うよりは少し小さめのヘッドの印象でした。
今回の GoLo シリーズは少し大きめの中型マレット(Mid Mallet)と言える大きさです。ODYSSEYの2ボールよりは小さいですが、FASTBACKシリーズよりはずいぶん大きい印象です。
scottycameron.com より引用
上の画像を見るとボールの大きさとの比較からヘッドの大きさが想像できると思います。結構大きいですよね。
ヘッドの素材は303ステンレスで、これまでのStudio Selectのように、33インチ、34インチ、35インチがあります。今回サイトにはそれぞれのヘッド重量が明記されていませんが、多分これまでと同じくらい(33/360g, 34/350g, 35/340g)な感じなんでしょうね。
今回のグリップはCaliforniaシリーズと同じ配色なのですが、形状はオーソドックスな物に変わりました。やはりこの方が良いですよね。
ベントネックの方は構えてみても打ってみても、それほど他のマレット型のパターと比較して違いを感じなかったのですが、センターはちょっと新しい感じがしましたね。このGoLoのセンターシャフトは自分が持っているBIG SUR Sと同じ位置にシャフトが入っています。
シャフトの延長線上にスイートスポットがこない位置(若干ヒール寄り)にシャフトが装着されていて、当然のことながらフェースバランスにはなっていません。完全にセンターになっているとフェースバランスになっている物が多いのですが、ちょっとトウ側が落ちます。
これによってセンターでヒットしたときに少しボールの重みを感じて、「打った」と言う感覚が手に伝わってきます。もちろん完全にセンターの物でもそう感じるのですが、ボールの重みを感じるだけであって、重心と違う位置で当たったときの感覚は伝わってきません。
PING型や、L字などはこの辺の重みを感じるパターです。この感覚を多少なりとも残して、ボールを打ったという感覚を味わえる感触に感じました。なので、自然にストロークするとちょっとローテーションを使いたくなる感じもあります。何だか不思議な感じです。でも打感は良いし転がりも良いですね。
そうそう GoLo Mid との比較ですが、よーく見るとミッドの方がヘッドが大きいです。scottycameron.com の中の説明にも "Slightly sized up" と書かれていますので、ほんの少し大きくなっているようです。でも片方ずつ見たらわからない程度の大きさです。ボールの転がりで言うと、やはりMIDの方に軍配が上がるような気がしますね。グリップエンドが固定されてヘッドだけが出て行くイメージはやはりボールの転がりが良くなります。
この Scotty Cameron Select GoLo は楽天市場にも結構出品されてきました。最安値はすでに送料別で30,800円。店頭表示はどこも39,800円くらいですから安いですよね。
でもやはり気になるのはこれですね。ツアー支給のGoLo S。これは先程言ったシャフトの入る場所が、これまでのセンターシャフトと同じシャフトの延長上にスイートスポットにあるタイプです。ソール面の大きなサークルTも存在感抜群です!このパターを出品している "HTCゴルフ" さんはこの他にも何本かのツアーパターが出品されていますのでご覧下さい。