普段あまり気にならない、慣性モーメントの大きい普通の長さのパターですが、これは昨年からずっと気になっています。
taylormadegolf.com から引用
TaylorMade の GHOST Spider S Slant というパターです。昨年の後半からUSPGA TOURでたびたび見かけるようになって Scotty Cameron の Santa Fe のようなネックが付いています。
これが何でプロに支持されているのか?ちょっと考えて見ました。
Spiderと言えば慣性モーメントが大きく、本来はフェースローテーションを使わないで打つパターです。これまでのシリーズはベントネックもしくはセンターシャフトで、ネック付きの物以外はフェースバランスになっていました。
これがショートネックになってヒールにつくことによって、重心角はかなり変わってきます。トウ側が落ちるようになると本来フェースローテーションを使わない打ち方をした方が良い慣性モーメントが高いパターも少しローテーションを使った方が良い方向に変わってきます。
本来小さな力でもボールを転がす力がある大型ヘッドで、さらにボールに力を加えられるようになると言うことになりそうです。真っ直ぐに良い転がりをさせられるパターなので、それに若干のローテーションが加わることで、かなり直進性が優れたパターになるのではないか?と思っています。
2 Ball パターが大ブレークしたときに、それまでのパターと同じストロークをしてすごく飛んでしまった(転がりすぎてしまった)経験を持った人は結構多いと思います。ボールに力を与えやすいのと、ボールの回転が良くなり転がりが良くなることによって思ったより飛んでしまうと言う現象でした。距離感が難しかったですよね。
そんな感覚でこの GHOST Spider S Slant は打てるのだと思います。多少曲がるラインも直線的に狙っていける感じになるのかもしれませんね。その辺がプロが使う理由なのではないかな?と思ったりしています。
自分も Scotty Cameron の Classic 1.5 とか Santa Fe とか NEWPORT 1.5 は結構好きなので、かなり興味津々です。
TaylorMade GHOST Spider S Slant は楽天市場でも購入可能です。
価格は15,700円~15,800円。激安のところは無いですね...と思ったら、フォーラムゴルフさんは送料別ですが14,800円で売っていました。フォーラムゴルフさんはただいま決算棚卸しセール中です。セール会場はこちらから...。
そうそう、プロはこの形状で中尺にして使っていましたね。長めにして普通のパターと同じ位置を持って、グリップエンドをあまらせていました。今度発売になる中尺パターもグリップエンドをあまらせて持つようにと書かれていますので、カウンターバランスの効果を得られるようにしているんでしょうね。昨日の自分のパターにもこのショートネックをつけてみたいものです...。