昨年の半ばにグリップ交換した58度のウェッジのグリップがテカリだしたので、グリップ交換することにしました。
元のグリップは GolfPride MCC White Out の赤でバックラインなし。上の画像の状態なのですが、結構光ってますよね。MCC は気に入っているので今度は別の色にと考えていたのですが、MCC はちょっと厄介なグリップです。
何気なく替えていることが多いグリップですが、色々考えなくてはならないことがあります。どんなことかと言うと...。
MCC に限らずグリップ交換の時には最低でもグリップ重量だけは考えなければなりません。たまにお客さんの持ち込んだクラブスペックを計測して驚くことがあります。
例えば極端な例で言うと、XXIO にはかなり軽量(確か30g台)のグリップが純正グリップとして入っています。それなのに色がきれいだからという理由だけで50g台のグリップを選んでしまう...。15gも手元の重さが重くなれば、バランスも相当減ってしまいます。
こういうことがあるので最近ではメーカーのカタログにグリップ重量が記載されるようになってきました。量販店の売場でも重量が書かれています。
今回の自分のウェッジは、MCC の Black/Black にしようと思ったので、同じシリーズなのに重量が異なるんです。ホワイトアウトシリーズは50g近い重量がありますが、普通の黒ベースの MCC は47g前後です。3g 違えばバランスにも影響が出てきます。
今回はウェッジで35インチなのでそれほど大きな影響は出ないと思われますが、ドライバーになれば同じ重量差でも影響は大きく出ることが推測されます。
で、今回のウェッジの最初のバランスは D3.1。
今まで使っていたグリップの重量は49.7g。
入れ替えるグリップは手持ちの中で一番重かった47.0g。
下巻きを同じやり方にして入れ替えてみるとできあがりのバランスは D3.4。0.3ポイント上がりました。これって何か法則があるといいですね。調べればわかると思いますが...。
グリップも種類によって色々です。グリップエンドの作り方でグリップ重量は変わらないのに、バランスが出やすいグリップもあります。
そういうのをうまく利用してバランス調整をするのが我々の仕事なんですけどね...。自分でグリップ交換する方はちょっと気をつけてやってみてください。
【今日の小ネタ】
今日は巡回ネタ。日々何かヒントになるものがないか探しているのですが、それが形状だったり、色だったり、スタンプだったり...。
今回は色合いで気になったものを...
スコッティキャメロン デルマー3.5 ツアー ブラックフィニッシュ 350G
http://item.rakuten.co.jp/htcgolf/sc-t580/
このつや消しのブラックのボディにグレーのラインはなかなか良い感じですね。これは試してみたい配色です。
スコッティキャメロン GOLO セレクトツアー ディープミルド クロマティック ブロンズ
http://item.rakuten.co.jp/htcgolf/sc-t557/
前からずっと気になっているのですが、クロマチックブロンズはプロプラチナムの色と違って透明感がある感じでいいですよね。
FUTURA X5 フューチュラー X5 ブラックボロン加工
http://item.rakuten.co.jp/suzukigolf/futura-x5-csblk/
これはショップカスタムのパターのようですが、X5も黒くなるとずいぶん精悍な感じになりますね。