最近の Scotty Cameron のパターを見ているとずいぶん複雑になって手が混んできているなと思うことがたくさんあります。
以前からそういう傾向はあるのですが、最近は特にそんな気がしています。
どんなところを見てそれを感じているかというと...
その印象が変わってきたところの始まりは TeI3 のインサートが入った頃です。バックフェースから穴を開けて(それもたくさん)、ネジ止めしてインサートを固定していました。
このたくさんの穴にシリコンのような物を充填してデザイン性を高める、これはなかなかできる発想ではないと思った記憶があります。
そして最近でいうと、GoLo シリーズでソールプレートが付きました。プレートの素材はアルミニウム、当然ステンレスより比重が低く、軽量化できるメリットがあります。
最近では FUTURA X や FUTURA X5 ではそのアルミという素材の特性を活かして色々なことをしています。
パターの製作の過程で考えるとアルミという素材は柔らかいので削りやすいという利点があります。柔らかいからミーリングするときに刃の消耗が抑えられると言うことになり、コストも安くなります。
そのアルミニウムと言う素材をうまく使っています。
削りやすいと言う利点を活かしてかなり複雑な形のものを作っています。
これなんかそのいい例です。これの赤い部分がアルミ素材の部分です。そしてこの 「赤い」 という部分がアルミ素材の特性を活かした部分でもあります。
一般的にメッキと言うとこういった赤とかいう色をつけることができません。クロムメッキだったり、ボロンメッキだったり、地味な色が多いです。
このメッキとは違い、アルミ素材にはアルマイト(アノダイズ)処理と言う処理をすると、様々な色をつけることができます。赤でも青でも黒でもピンクでもつけることができます。
これができることによって、GoLo の TOUR MODEL のプレートのカラーが違ったりと言うバリエーションが作れるわけです。これはデザインでもこだわりを持つ Cameron さんにとってはもってこいの素材でしょうね。
FUTURA X などはボディーもソールプレートもアルミ素材なので、どんな色にもできるはずですね。色が使えると色々デザインの幅も広がりますよね。今度はどんなアイデアを見せてくれるんでしょうね。楽しみです。
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【今日の小ネタ】
今日のお題に関連した内容の小ネタです。また面白いパターを紹介します。これもまさに異素材の組み合わせによるものです。
【Scotty Cameron】 GOLO 6 セレクト ツアー プロトタイプ SSS ディープミルド サークルT
http://item.rakuten.co.jp/htcgolf/sc-t592/
これは相当手が込んでいますね。これもまた精密な削り出しができるからこそのつくりですね。