久しぶりにボールをまとまった数打ってあらためて気がついたことがあります。
速く振ってヘッドスピードが上がれば飛距離も伸びると言うのは、物理的には当然のことですね。
ですが実際にそうやって見ると、そうならないことは以前からわかっていて ACTEK GOLF にフィッティングに来られた方にもよく言っています。あらためてそれを実感したのでちょっとその話を...
GC2 のデータを見ていて「振ってもダメだな」と思いました。
飛ばそうと思って振った時のヘッドスピードと、フォームを気にして振った時と飛距離が変わらないです。
実際のヘッドスピードを計測すれば速くはなっていると思いますが、飛距離が変わらない...。
まさに 「振り損」 な感じです。
ボールの初速で見るとそれほどデータが変わっていないんです。これはもちろんミート率が変わっていて、速く振ればミート率が悪く、ゆっくり振ればミート率が上がる。
振ろうと思えば思うほどヘッドが走らない=ヘッドスピードが上がらないということになっています。上体ばかりに力が入って、ヘッドが自分の手を追い越せない感じになってしまいます。
この現象がスライスボールの多い原因です。「自分がヘッドの動きをコントロールできるスピードの限界を超えてしまっていますよ」 とよく言います。少しスピードを緩めるとヘッドがインパクトに間に合ってきます。
自分も今回飛ばそうと思ってどんどん速く振って振り遅れてしまうようになっていました。振りたいときのスイングのイメージはいつも変えているのですが、それでは間に合わないくらい悪い動きになっていました。
効率よく振れれば軽く振ってもヘッドスピードはアップします。コントロールできてヘッドスピードが上がっているので、思い切り振ったときと変わらないくらい飛んでくれます。
とにかく自分のヘッドの戻りをコントロールできないほど速く振らない方がいいということは間違いないことです。皆さんも機会があったら少しゆっくり振ってみてください...。
【今日の小ネタ】
今日は久しぶりに面白い練習グッズネタ。今日見つけたのはこれ...。
ボールファーストトレーナー(SKMGNT21)
http://item.rakuten.co.jp/daiichigolf/skmgnt21/
これは自分にはまったく必要ない感じです(笑)。ですがダウンブローを意識したい人には良さそうですね。でもこれはやってみたら結構難しそうですね。