ちょっと時間が経ってしまいましたが、ヘッドの調整機能に関する話の第3話で、多分最終回です。
今回は重心の調整に関してです。今回は、重心距離や重心深度の調整です。
メーカーそれぞれでやり方は異なりますし、その効果の程度も若干違うように思います。どんな調整ができるかというと...
まず重心深度や、重心距離を調整できるヘッドで一番に思いつくのは TaylorMade M1 です。このヘッドは実際に各種重心が変わる度合いも他に比べて大きそうな感じがします。
重心距離を変える方法として一番多いのが、ヘッドのヒール側とトウ側に配置されたウェイトを入れ替える方法です。この入れ替えるウェイトの重量の差があるほど重心距離は動く事になります。
ただこれは同時にバランスも変えてしまいます。トウ側に重いウェイトがある方がバランスは重く出ます。当然その逆は軽く出ます。総重量が変わらないのですがそういうことが起こるのは覚えておいた方が良いです。
この重心距離を調整する機能は TaylorMade だけが独自の方法を採用しています。スライドバーを使っています。一つのウェイトがトウ側からヒール側に移動するので、微妙な調整ができます。それほど重くないウェイトかもしれませんが、効果は大きいと思います。
そして最近重心の深さを変えられるようになったのが TaylorMade M1 です。これもスライドバーでウェイトを移動する方法です。
M1 ドライバーを何度も打っていますが、本当にこの前後のウェイトの移動で結構スピン量が変わります。スピン量が減るということは、ボールが上がらないと飛ばない事につながります。ですのでよっぽどボールが上がりすぎるということが無ければ、重心を浅くすることとと球をつかまえる方向を極端にやりすぎることは、同時にはしない方が良いということです。
もちろん球筋を見て調整するのは良いですが、スピン量の少ない引っ掛けボールは全く飛びませんのでご注意ください。
というわけでこの重心の調整は出る球筋をよく見ながら、色々なパターンを試すことが必要になります。TaylorMade M1 は面白いヘッドですが、どう調整したら良いかなかなかわかりにくいヘッドです。
なかなか自分で整理がつかないという方は是非 ACTEK GOLF のスリーブフィッティングにいらしてください。色々なポジションで打ちながらスピン量や球筋を確認しながら最適なポジションを見つけるお手伝いをします!
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http://www.actekgolf.com/fitting/index.html
【今日の小ネタ】
今日は巡回ネタ。ちょっと気になるパターがありました。
SCOTTY CAMERONNewport Beach GSS Tour Putter A-029730
http://item.rakuten.co.jp/coriolis/usa039/
これってフィニッシュがブロンズゴールドと書かれているのですが、ネックの部分だけ光の加減かブロンズになっていないような感じがします。ネックが溶接のものではこういう感じのを最近見るようになりましたが、ネック一体でネックの色が違うのはあまり見ない感じです。このフェース面の打刻は良い感じですね。