パターには様々なヘッド重量があります。
最近ではヘッド重量が重めのパターがもてはやされている感がありますが、重いヘッドの利点とは何なのか考えてみました。
340g、350g、360g あたりがよく見かける重量ですが、重いと何が良いかというと...
一般的に重いとストロークがより安定するのはフェースバランスのパターと言われていますが、それはテークバックした時にヘッドが回転しようとする力が弱いからです。
L字パターのようなトウバランスのパターは、テークバックで開いていく力が大きいのでそれをコントロールするのが大変になります。それによってストロークが安定しないということになりやすいです。
フェースローテーションの度合いによって合うパターの種類が変わるというのが今まで言われてきたことですが、昔とはかなり違ったヘッド重量になってきた今、その考え方はある程度考慮あうる必要はありますが、それほどとらわれなくても良いと考えています。
そこにヘッド重量が重いパターの利点があると思います。ヘッド重量が軽いL字パターやAnser型のパターは、ボールを飛ばすためにローテーションを使いながら打つ必要がありました。
これはヘッド重量が軽いからで、重くなると話は変わってきます。フェースバランスの大型マレットのパターはローテーションをしないでヘッドの重みでボールは転がってくれます。
慣性モーメントの大きさも関係がありますが、主にはヘッド重量がそうさせてくれています。ですのでAnser型でも重ければ前に行く力をローテーション無しでもボールに与えられるので、転がってくれるということになります。
ですので、パターフィッティングを受けていただいた方が、Anser型やL字パターを使っていてローテーションが少なくても、ヘッド重量が重くてバランスが十分でていれば、大型マレットにする必要はないと説明しています。
ヘッドが軽くてバランスが出ていなければヘッド重量アップを勧めています。ヘッド重量が重いことはこんな利点があります。今使っているパターのヘッド重量がどのくらいでどのくらいのバランスが出ているか?ちょっと気にしてみませんか?
それに加えて自分のストトークスタイルが把握できれば、自分に合うパターのスペックが見えてきます。
【今日の小ネタ】
今日も面白いパッティング練習グッズを発見したので紹介。
【プロコーチ内藤雄士も推奨!】ヤマニゴルフ PUTTING STROKE TEACHER 「TRMG NT29」
http://item.rakuten.co.jp/ezaki-g/ym-trmgnt29/
これは正しくショルダーストロークできているか確認するのに良い練習グッズですね。ヤマニの練習グッズはだいたい把握していると思ったのですが、新しいのが出ていたとは...。