今回のTRUECoGシリーズのヘッド形状を考えるにあたっては、本当に様々な方向から検討しました。
パターの世界ではスタンダードと言ってもいいANSER型をベースに考えることにしました。
ANSERであれば、Dalehead形状をこよなく愛している私ですが、どんなこだわりを持って今回のTRUECoGシリーズのヘッド形状を設計したかと言うと...
古き良き形状を再現するだけでは、それを超える物や機能を作れないと言うことは常に頭の中にありました。
先日初めてTRUECoGシリーズの紹介をした時に、ネックを高強度アルミニウムで作ることにより、ヘッドのセンターに重心位置をもってきて、更にこれまでのANSER型にはない低重心化も合わせて実現しましたことはお話ししました。
ですが、形状を犠牲にしてそれを実現したのではなく、構えた時の違和感がなく、後ろから見た時の美しさも兼ね備える形にできたところが今回自信を持っている部分です。
これまでも 「このパター良いんだけど、なぜこの部分をこんな形にしてしまったんだろう?」 と言う物を見てきました。それにはそれぞれ理由があるのはわかっているのですが、どうも見慣れないと言う印象から違和感を感じていました。
今回自分がデザインしたTRUECoGシリーズのパターは、構えた時には普通のANSER型ですが、よく見ていただくと細部に渡ってこだわりを持って形状を作っています。ちょっとその部分を見ていただくと...
フリンジラインはDalehead形状のなかでも、Rocker Sole をイメージして考えました。この部分はかなりこのパターの形を印象づけるポイントになっていると思います。
またソール面の形状は3面ソールにして真ん中の面で座らせて使ってもらえるように意識して作りました。
ライ角がマッチしていればその場所でパターが座ってくれます。色々な構え方をする人に対応するため、TRUECoGシリーズでは3種類の異なったライ角のネックパーツを用意しています。これもこのTRUECoGシリーズの売りの部分です。
ライ角のバリエーションはスタンダードが70度、3度フラットの67度、3度アップライトの73度を用意してあります。
こんな感じで妥協することなく、何度も何度もイメージをデータ化し設計し直し、出来上がったのがこのTRUECoGシリーズのヘッド形状です。
是非ご覧いただく機会がありましたらそんな想いを感じながら見ていただけると嬉しいです。
近いうちにTRUECoGシリーズを見ていただけるところをご紹介できると思います。すぐにご覧になりたい、打ってみたいという方は ACTEK GOLF にいらしてください!
お問い合わせは info@actekgolf.com の遠藤まで...
TRUECoGシリーズに関する詳しい情報は...
https://hillcrest.jp/
【今日の小ネタ】
アイアンショットでハンドファーストに当てて、ダウンブローに入る軌道を身につけるために良い練習グッズを見つけました。
2015モデルMITインク日本正規品ゴルフ練習器TOUR STRIKER(ツアーストライカー)スチールシャフト【あす楽対応】
昔小さいヘッドの練習グッズはありましたが、これはハンドファーストにならないとボールが上がらないフェースの造りになっています。これは厳しいですが良い練習になりそうです。