今回から ACTEK GOLF でパッティングストローク分析に使用している SAM PuttLab のデータを交えてお話しします。
SAM PuttLab からはたくさんの情報が得られて、現状のストロークを把握するにはもってこいです。
今回はアドレス時のフェースの向きと、インパクト時のフェースの向きについてです。
人にはそれぞれ癖があります。その癖が真っ直ぐ打つために必要なのか?そうではないのかを判断する必要があります。
ただしフェース面が真っ直ぐに向けば真っ直ぐに飛び出すというわけではありませんので、これも他のデータとの整合性を見る必要があります。
その辺りは次の機会にお話しすることにして...
自分を例にとって話をするとこんな感じです。
アドレス時のフェースの向きのデータを見ると、全てのデータが左を向いている結果になっています。その幅は-0.62~-1.48までで、比較的狭い範囲で動いているだけという結果でした。
ですので再現性を表す Consistency の点数は97点になっています。平均値は1.1度左向きなのでそれに対する点数は82点です。
普通ならここで真っ直ぐに向けることをやろうとするのですがまだ早いです...。
次にインパクト時のフェースの向きを見ると、構えたときよりも真っ直ぐに当たっています。その再現性は94点、平均値は-0.1度で点数は89点でした。
これでわかるのは、始めに少し左目に構えているから真っ直ぐに当てられているということ。ですので、アドレスで真っ直ぐに向けることは、もしかしたら開いて当たることにつながるかもしれないという推測になります。
当たる角度が出てきたので、ボールの方向に影響を与えるのはヘッド軌道ということになります。次回はヘッド軌道とボールの飛び出し方向の関係について書きます。お楽しみに...
【今日の小ネタ】
今日話題にしたフェースの向きをチェックする練習グッズがありました。
ジャパーナ(JAPANA) 〔特選品〕 スクエアチェッカー(パッティング用) (JP-4013-TR)
これやってみると結構難しいです。セットするのが結構大変です。打ち出す方向ではないところに割りばしか何かをボンドで止めてそこに合わせるようにするとセットも楽ですし、フェースの上で打たない練習になりそうです。