私も数字が好きなので、数字から色々推測して思い込んでしまうことがありますが、これはかなり危険です。
何が危険かというと、数字上自分が合うと思われるシャフトだからといって使っていたシャフトが、本当はさほど合っていないばかりか、実は自分には合っていなかったということが結構あります。
私は数年前にそれを経験し、今では数字からの推測ではなく必ず打ってみて評価をするようにしています。
マッチするシャフトを選ぶポイントとしてまず考えるのは先調子、中調子、手元調子みたいな考え方があります。
もちろん大別したらそういう分け方になるのですが、これはかなり大雑把な感じです。しなるポイントの場所で言っていることがあったり、シャフト硬度で言っている場合もあったりします。
最近ではシャフトの剛性分布をグラフで示しているメーカーも少なくありませんが、その多くはその縦軸・横軸に数値が入っていません。そしてそれは代表的な重さやフレックスの物の数値が出ているわけです。
シャフトの設計はメーカーによってコンセプトが変わりますが、剛性分布が重さや硬さでほぼ均等に変わっていく物があったり、手元の感じは変わらずに先端だけ、もしくは先端の感じは変わらずに手元の硬さだけ変えているパターンもあったりするわけです。
私がもう少し振れていた時は70g台の X Flex を使っていましたが、その時は色々なシャフトを打ってみても、それほど大きな差を感じることはありませんでした。その原因はもちろんオーバースペックだったことがありますが、手元の硬さ、先端の硬さなどかなりの違いが無いと感じないというのが普通です。
ですので、誰かが60g台のS Flexを打った感想は、それと同じスペックで、同じような打ち方をしていても感じ方はかなり違いますし表現の仕方も変わります。
ですのでシャフトは数値だけではもちろん、誰かの試打の評価などあてにならず、信じられるのは実際に打ってみることだけです。
また実際に打ってみる時には余計な固定概念なく(スペックで合いそう合わなさそう)打ってみると意外なマッチするシャフトが見つかるかもしれませんよ。
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