三浦技研のオンセットアイアンとオフセットアイアンの試打クラブができあがりました。
オンセット、オフセットの違いはFP(フェースプログレッション)の違いになります。要はストレートかグースかの違いになります。
以前からこの違いはあると思っていたので、データを取りながら比較してみました。
まず実験の条件は以下の通りです。
・クラブは2種類で、ONSETの7番アイアン(+2mm)とOFFSET(-2mm)の7番アイアン
・どちらもシャフトは NS950GH ne0(SR) でグリップも同じ
最初に ONSET の方で10球打ち、続けて OFFSET の方で10球打ちました。多少のミスヒットもデータに入れています。
結果は以下の通りになりました。
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大きく違うデータを見てみると...
・サイドスピン量 ON-586.1(199.72) - OFF-367.5(322.9) となりました。
一見このデータを見るとオフセットの方が余計なサイドスピンが入っていないように見えますが、標準偏差(カッコ内)を見るとオンセットの方がばらつきが少なくなっているのがわかります。安定してスライス回転が入っているということになります。
・総スピン量 ON-6674(175) - OFF-6409.5(311.4)
このデータも安定度はオンセットの方でスピンのばらつきも少ないことがわかりました。
・キャリーの距離 ON-148.2(1.91) - OFF-150.1(3.81)
このデータも縦のばらつきが少ないのはオンセットの方で、オフセットの方は2ヤードほど飛びますが、ばらつきも少し大きくなるようです。
・左右のばらつき ON-右3.37(4.06) - OFF-左5.24(6.01)
このデータはオンセットが3ヤードほど右に飛んでいてミスは右目になり、オフセットの方は左に5ヤードほど飛び、大きく左に行ってしまうこともあるようです。
これらの結果から私の場合オンセットのアイアンの方が球筋が安定して縦のばらつきも少なくなることがわかりました。これで今使っているマッスルバックのアイアンがやはり調子が良い感じということの裏付けが取れた感じですっきりしました。
こういう実験はなかなか面白いですね。今度はクラブ軌道のデータも取りながらより詳しくやってみたいと思います。
ACTEK GOLF ではこういうデータを取りながらのフィッティングもできますので、是非こんなことをやってみたいというご要望がありましたらお問い合わせください。
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