今日は GARMIN を使う大きなメリットのクラブ軌道のデータを見てみようと思います。
弾道データとクラブ軌道が同時に分析できる最も安価な分析機器が GARMIN Approach R10 なのですが、ここがそこそこ使えそうであればこれは素晴らしいことだと思います。
それを判断する重要なデータのクラブ軌道のデータがどうだったかというと...。
昨日と同じように Flightscope と GARMIN のデータを並べてグラフ化しました。
1. クラブ軌道(左右)
アイアンでもフェードボールを打っているので、どちらのデータも10回全てがアウトサイドインの数値が出ました。グラフを見ていただくとなんとなく傾向があっているような合っていないような...何とも言えない数値です。
平均値を比べると FS が-3.63、GARMIN が-6.93 でかなりの差が出ています。この数値はこれまでの経験値から言うと Flightscope の方が実際の数字に近いと思われるので、GARMIN はかなり大きい数字が出ることが言えそうです。
2. クラブ軌道(上下)
グラフの形を見るとほぼ同じような傾向は出ていると思います。ただ7番アイアンなのでそれほどアッパーブローになっているとは思えない中 GARMIN は10回中4回、Flightscope は10回中2回になっていますので、数値をダウンかアッパーかで見た時には少し印象が変わるかもしれない回数の差になっています。
平均値で言うと FS が-1.03、GARMIN が-1.89 ですので、GARMIN の方が大きい数値になりますね。
3. Face at Impact(インパクト時のフェース向き)
インパクト時のフェースの向きは、結構数値に違いが出てきましたね。この比較では傾向が近い感じになっているとは言えない数値です。大きな違いが出た5球目のデータはハーフトップの球で、飛んで行ったボールの方向を見ると GARMIN の方が近かった気がします。
5球目のデータを除いた平均値で言うと FS が-4.16、GARMIN が-0.64 ですので、FS の方が大きい数値になりました。このデータは感覚で言うと GARMIN の方が感覚に合うような気がします。
というわけで弾道データに大きく影響を与えるクラブ軌道では弾道データほど近い数値が出ませんでした。どちらが正しいということもないので何とも言えませんが、とりあえずデータは取れていて、大小を問わなければ比較的自分の感覚と合った数値が GARMIN でも出ている気がします。
多分うまくデータがとれている時とそうでないときがあるのが GARMIN で、その確率が高くなっているのが Flightscope になっているという感じです。
この結果は多分屋外や広い練習場でボールを追尾できる環境になると変わってくる可能性があります。
今日の「Putting Labo. BLOG 」のお題は「パッティングストロークの軸はどこにあるのか?」をアップしています。軸が両肩になっていると手打ちになってしまうという話です。是非ご覧ください!
【今日の小ネタ】
おお!Dance With Dragon が AM&E 社製のパターカバーを作った!マグネットじゃないタイプも昔作っていたことを知っている人は少ないだろうな...。まだ未使用で持っています(笑)。 |