低スピンのヘッドは打ち手を選ぶヘッドです。誰もが低スピンヘッドで飛距離が伸びるわけではありません。
ではどんな人が飛距離を伸ばせるのか?世の中みんな低スピン低スピンと言っていますが、全ての人が低スピンになった方が良いわけではありません。
ではなんで結構周りで飛ぶようになった人が増えた感じがするのか考察します。長文になりますが最後までお付き合いください。
ゴルフを始めて最初に悩んだのはスライス回転という人も少なくないと思います。私もその一人です。
ただ単にフェースが右を向いてインパクトしているだけであれば修正もできたかもしれません。ですが、軌道がアウトサイドインだったことに8年ほど前に計測機器で証明されました。
アウトサイドインを直そうとして無理にインサイドから打とうと思うとただのプッシュアウト...。
それに一番変わるのがヘッドスピードです。アウトサイドインに振っている時とインサイドアウトに振っている時ではヘッドの走りが違う...。平均したら1.5m/s位は違ってきます。
これがどういうことか?
アウトサイドインは引っ張る力、インサイドアウトは押す力なんだと思います。自分は引っ張る方が強いということなんだと思います。
なのでインサイドアウトのダウンブローは無いですから、ダウンブローにゴルフを始めた時からなっていたのはアウトサイドインだったからなんだと思います。
ちょっと話がそれましたがそれがどう低スピンのヘッドの話につながっていくかというと、スライスボールが飛ばないのはスピン量が多いからです。
横回転はフックもスライスも性質が変わらないのになぜスライスだけが飛ばないのか?これについては話が長くなるので別の機会にするとして...
スライス回転はボールが前に行こうとする力よりも上に行こうとする力が強くなり、キャリーの距離が落ちてランも無いので全く飛ばなくなります。
スピン量が減ればスライス回転も飛ぶようになるんです。ここでよく使う表現ですが、左利きのドローみたいな球が出るようになるんです。
ということでアベレージプレーヤーに圧倒的に多いスライス。これを解決するヘッドが低スピンヘッドです。なので、ゴルファーの中で多いスライサーにメリットがあったのでみんな飛ぶようになったと感じたわけです。
ですが元々ドローヒッターはそれほどスピンが多くないので、メリットが少なかっただけでなくドロップするなどのデメリットが出てきてしまいます。
ですので元々飛んでいたドローヒッターがあまり効果を感じないことが多いわけです。そういう場合はドロップしないようにロフトアップなんて言って11度とかのロフトを使わせようなんて言う流れになったりしたわけですね。
ということで「低スピンヘッドの恩恵にあずかれる人はスライサー」ということになるわけです。
今日の「Putting Labo. BLOG 」のお題は「テークバックを上げるではなくテークバックは勝手に上がる」をアップしています。テークバックはヘッドを後ろに動かすことではないという話です。是非ご覧ください!
【今日の小ネタ】
特に普通な Augusta Winner に見えますが、40万もするんですね...。持ってま~す! |