何事も数値化するとわかりやすくなるものですが...
数字が好きな人達は少し数字にとらわれ過ぎていることが多いように思います。
特にたまに話をしている振動数についてはちょっと注意が必要だと言う話をまたさせていただきます。
クラブセッティングの診断もたまにさせていただくことがあります。その時に振動数も知りたいと言うリクエストをいただくケースが多いです。
それを更にグラフ化して...なんていう事も結構あります。
振動数の計測は振動数計を使うのですが、計測方法はグリップ部分をチャック(固定)してヘッド部分を揺らしてその揺れる回数をカウントして数値にします。
例えばドライバー用のシャフトの同じ銘柄の R、S、X を比較したり、50g 台と 60g 台の比較をするのは意味があると思います。
ただアイアン用のカーボンシャフトの S Flex とスチールシャフトの S Flex を比べても全く意味はありません。
振動数は同じ種類を比較して意味のあるもの、全く違うものを比較しても参考になりません。ましてやウッドとアイアン、ウェッジの振動数を並べてみたところでそこで得られた数値からそれぞれのつながりを何か言えるかというとそれもありません。
例えばこれまで 6S を使っていたけど、同じ種類の 5X にして振動数がどう変わるかは意味のある比較です。
フェアウェイウッドとドライバーを同じシャフトにして、チップカットをして短く使った時に振動数がどうなるかを調べるのは意味があることです。
ですのでアイアンセットの中で同じシャフトを使っていれば、そのセット内の振動数がどうなっているかを見るのは意味のあることです。
数値は使いようによってはとても意味のあるものになりますが、比較するときにはその比較に矛盾が無いのかを考えて使うことをお勧めします。
今日の「Putting Labo. BLOG 」のお題は「パターシャフトのしぼりの効果」をアップしています。パターシャフトのしぼりって知ってますか?どんな機能なのか?最近のしぼりはちょっと変わってきています。是非ご覧ください!
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