バランスの数値をとても気にする人がいます。
もちろん合っていることは気持ちの良いことですが、0.1単位で合わせてもきっと全く同じ振り心地に感じないこともあります。
それは特にクラブの種類が変わることによって感じられることが多いかと思います。
私の場合だいたいのバランスの目安はありますが、メーカーが軽めで使うことでパフォーマンスが出ると言っているクラブであればその通りにまずしてみます。
これまでドライバーは D3前後で組み立てていましたが今使っている FOURTEEN の GelongD は長めの軽いバランスで使っています。
バランスの数値は単なる基準値であって、振り心地を同じにするものではありません。
例えばアイアンセットではすべてシャフトが同じなので、その数値を統一する意味はあると思います。
ですが、ハイブリッドやフェアウェイウッド、ウェッジなどでは当然違うシャフトが入っているはずなので、同じバランスにしてもシャフトの動きがあるので同じ振り心地にはなりません。
なぜ同じにならないかというと、シャフトのしなり方が違うからです。しなり戻りが速いシャフトはシャフトの動きがあるので軽めに感じるし、しなり戻りが遅いシャフトはヘッドの重みを感じやすいので重く感じます。
手元調子のシャフトを重いと表現する人がいるのはこのせいだと思っています。
クラブにはそれぞれ役割があってドライバーはティアップして遠くに飛ばしたいもの、フェアウェイウッドは地面にある状態から遠くに飛ばしたいもの。
そしてハイブリッドは狙った方向に高い弾道で縦のばらつきなく飛ばしたいもの、アイアンやウェッジは狙った方向に飛ばしたいものですね。
こうやってそれぞれに役割がはっきりしているので、それをやり易いバランスを追求することは重要です。
これはそこそこ使い続けて色々試さないと行きつくことができないところですが、なんでもD2にしておけばなんて考えている人が結構いますね。
何を買ってもすぐにD2にしようと思ったりしている方は、もしかしたらもっと軽いバランスだったり、重いバランスだったりしたらもっと良いショットが出るかもしれないと思って色々やってみていただきたいです。
そうすると自分に最適なセッティングが早く見つかるかもしれません。何でも固定概念にとらわれてはいけないですね。
今日の「Putting Labo. BLOG 」のお題は「ラインが合わせられるのか?ラインに合わせられるのか?」をアップしています。せっかくラインを合わせてショートパットの確率を上げようとしているならちゃんとやりましょうという話です。是非ご覧ください!
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