先日より頭悩ますことが起きています。そう新しいシャフトの話です。
GRAPHITE DESIGN の TourAD CQ-6x を試しているのですが、何度打っても結果が良いんですよね。
これまで考えてきたシャフトのマッチングの考え方でこのシャフトが打ちやすい理由を探していますが今のところ合理的な説明ができない状況です...。
これまでシャフトの振り易さは手元の硬さがどうなっているかと、その人がシャフトの硬さをどこで感じるかで判断してきました。
自分が振りやすいと感じるシャフトは手元が柔らかくて先端が動かない(硬い)シャフトでした。
自分の場合このシャフトは硬いと感じるのは手元の硬さで、先端が動いても棒のように感じます。ですが人によっては逆に手元がいくら柔らかくても先端が硬いと硬く感じる人もいます。
ということで手元の硬さに注目してやってきましたが、それで自分にも他の方にも上手くマッチするシャフトを勧められてきたと思っています。
ですが、今回のシャフトは手元が明らかに硬いのにそれほど違和感を感じずに打ててしまう...。もちろん少しハリのある感じには感じています。
さらに打ててしまうだけなら数発打って慣れたからともいえるのですが、振れば振るほど数値が良くなっていくんです。
シャフトの設計によるものなのか?自分のスイングリズムが変わったのか?とっても不思議です。
この日に打ってみた最初の5球のデータは
そしてここですこち時間をおいてまた5球...
ちなみに GRAPHITE DESIGN が公表しているシャフトの5点の剛性を5段階で表現した数値は以下のようになっています。
以下手元から先端にかけての数値は
TourAD CQ:(3) - (4) - (3) - (2+) - (2+) Wt. 65g、Tq.3.4 Mid-Low
TourAD XC:(1) - (2) - (4) - (3+) - (4) Wt. 65g、Tq.3.2 Mid-High
これをどうみても似たシャフトと思える要素が無いですよね。
TourAD XC は、”新素材カーボン「トレカ®M40X」を先端から中間部に使用し、先端部には「トレカ®T1100G」を使用することでインパクト時のパワーロスを極限まで軽減し先端挙動が安定することから、打点のばらつきを抑え、その結果ボール初速も向上させます。” と書かれています。
TourAD CQ は、”手元の剛性を高めながら全体の剛性にメリハリをつけることで、切り返しやすくインパクト前後のスピード感UPを狙っています。軽やかな走り感と力強い高弾道で、戦略的なショットを可能にします。” と書かれています。
これを見てもなかなか説明がつかないですね。素材的には特別に高弾性のシートを使っているということでもなさそうです。
でも少し気になる話を聞いたのは、もしかしたら中央部がすごく硬くなっているシャフトなので、手元がしなっているように感じてさらに先も動くのでダブルキック的なイメージに振れるのかもしれないという話です。
これだと少し納得は行きますね以前あった TourAD MT も振り易さは感じるシャフトでした。ただ今回のようにつかまって飛距離が出る感じではありませんでした。
中間部の硬さで回り(手元寄りと先寄り)が動くように感じるって言うのはこれまでになかった感じですね。
今度ラウンドで使ってみて色々判断しようと思いますが、その前に同時に TourAD CQ と TourAD XC を数値で比較してみたいところです。
今日の「Putting Labo. BLOG 」のお題は「Scotty Cameron SCOTTYDALE のリフィニッシュ」をアップしています。今日は使うパターのフェース面の構造がどうなっていることを正しく理解して使うことが大事ですという話です。是非ご覧ください!
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