XXIO(ゼクシオ)っていうと特殊なグリップがついているので、安易にグリップ交換してはいけないっていうイメージです。
先日グリップ交換する際に「こんな風になっているんだ...」っていう発見があったのでちょっと紹介します。
XXIO に限らずこういうやり方をしている人は結構いると思います。どんな構造になっていたかというと...。
XXIO のグリップ交換は結構大変です。シャフトのバット径が太い、そして肉薄のグリップが入っている、さらにグリップ重量が軽いという状況になっています。
今回預かった XXIO 12 は長さが46インチ(メーカー表記45.75インチ)で、シャフトは36gという軽量シャフトがついています。
グリップはカタログを調べるとなんと31g。31gっていうとグリップメーカーのグリップでほぼ選択肢はないですね。
というと純正グリップを入れるしかないという状況になります。この状況なのに普通の50g位のグリップにグリップ交換してしまうと、バランスは本当に軽くなってしまいます。
今回これまでの XXIO と違った部分がありました。なんとバット側にカウンターウェイトが入っていたんです。
カタログでは “エラストマーブッシュ” と名称がついていました。構造はエラストマーの外側で内側に真鍮と思われるウェイトが入っていました。
接着されているわけではなく、圧入されている感じだったので手で取れました。
重量を計ってみると10.6gでした。10.6g入っているのでグリップ近辺の重量としては43gの愚リプが入っているのとほぼ同じ感じです。
ただこのカウンターウェイトというのはシャフトのバット側ギリギリについているほどバランスへの影響が大きいので、もっと重いグリップが入っているような感覚になっているんだと思います。
自分もずいぶん前にカウンターウェイトは試したことがあるのですが、その時はバランスが出過ぎてしまったのでそれを落とすためにやった感じです。
手元が重いというのはパッティングでもそうですが、安定につながるような気はしますね。
あとはヘッドが走るようになるという効果もあります。XXIO ユーザにとってはこの機能は結構良い感じに働いているんだと思います。
あまりリシャフトやグリップ交換で持ち込まれる事がないクラブはたまに見てみると色々な発見がありますね。
今日の「Putting Labo. BLOG 」のお題は「打感のシャープさはスチールが上」をアップしています。マイルドな打感ではなくシャープな感じにしたい人にはスチールシャフトがお勧めっていう話です。是非ご覧ください!
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