世の中慣性モーメント(MOI)の話がずいぶん話題になることが多いです。
その一方で MOI が大きくなることが本当に良いんだろうか?という話も見受けられます。
基本自分でやってみて確認しないと信じないのですが、この一連の話で疑問に思ったことがあります。
慣性モーメントはこれまでも計測されており、上限のルールまで存在します。
その数値は左右の慣性モーメントの数値の上限で、今回は上下の慣性モーメントを合わせた数値(これが本来の慣性モーメント)の話をしています。
詳しい話を聞いたわけではないのであくまでも推測の話ですが、左右の慣性モーメントは上限の数値(5.9K)になっていると仮定すると、上下の慣性モーメントはトータルが 10K になるとすれば、4.1K になります。
そこで疑問に思ったのは今回話題になっている上下の慣性モーメントは、これまで計測すらされていなかったのか?とか、注目されていなかったのか?って思うんです。
そんなはずはなくて左右の慣性モーメントを制限されたら、じゃあ上下で行こうって話にもっと前の段階でなっているような気がします。
そうなると、今までの慣性モーメントが大きい(ルール以内で)ヘッドの上下の慣性モーメントはどうだったんだろう?という疑問がわいてきます。
例えばそれが 2K 前後でトータルが 8K あったのと、今まで 0K だったのが 4K くらいの数値になって 10K になったのとでは意味合いが変わってきます。
ということで左右の慣性モーメントしか注目されていなかったヘッドの、上下の慣性モーメントを計測してみる人が出てきて欲しいですね。
慣性モーメントが 10K を超えるものが数年前にあったなんて話になるとは思いませんが、もしかしたらかなり近いものがあったと言われても不思議ではないと思います。
もしそうなら独自の路線でいっている Callaway の Ai SMOKE はかなり興味深い物になってくるような気がします。
そしてなるべく早めに自分の持ち球(フェードボール)が MOI が大きくなることで打ちにくくなるのか?曲げにくくなるのかも試してみたいですね。
逆球が出ないことがボールを曲げる理由なので、曲がらない球を毎回打ちたいとは今のところ思わないし、そんなことはできないと思っています。
今日の「Putting Labo. BLOG 」のお題は「厳しいパットがよく入った」をアップしています。同伴プレーヤーのパッティングやアプローチが参考になったラウンドの話です。是非ご覧ください!
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