こんな内容は Putting Labo Blog の方で紹介する物かもしれませんが、ANSERFREAK としては本家の方で紹介しようと思いこちらで...。
先日もう使わないからと言って色々な古いパターをお客様からいただきました。
その中に1本混じっていたのが PING Scottsdale Anser。クラシックパターブームの頃は50万円以上していたパターです。どんな感じで残念だったかというと...。
実はもっと違う結果になると考えていたので最初の状態を撮影するのを忘れてしまって...。
言葉で説明すると PING ANSER なので、クランクネックの上の部分はホーゼルになっています。ホーゼルは通常10mmくらいの深さがあって、シャフトを差し込んで接着してあります。
ただこの当時の PING のパターはシャフトの内部にボールを圧入してシャフトを固定していました。
今回のパターはホーゼルタイプなのに、ホーゼルの上には綺麗に短いソケットがつけられていたんです。
何分昔の物なので、当時の持ち主がどうも景色が悪いからソケットをつけてくれって言って工房でつけてもらったものかと考えていました。
でもソケットとホーゼルの上端の段差がなくきれいにつながっていたので、少しは違和感を感じていました。
それと残念なことのもう一つはトップブレードにサイトラインが入ってしまっていることです。これは結構残念なパターンの上位に入る OLD ANSER のカスタムですね。
さてサイトラインが入ってしまっていても、変な場所に入っているわけではないので使えるかもしれないと思い、少し錆びも出てきていたシャフトを交換しようとしてみると...
まずはソケットを外してみるとあれ?って言う感じでホーゼルが出てこない...。まずは普通のシャフト抜き機に入れて外すことを試みると、難なく外れたのですが大変なことになっていました。
熱をかけていくとどんどんホーゼルは崩れていって、取れた時にはこんな状態でした。
これってリシャフト時にシャフトが抜けなくてホーゼルの近くでカット。書しめるためのボールが見える状態になったところでボールが赤くなってドリルの刃が入る状態になったところで削ったのだと思います。
ただ多分シャフトをホーゼルのトップに近いところで切りすぎて、ドリルを入れる際のガイドが無くなった状態になってしまったんだと思います。
ホーゼルの穴の径は太くなったり、あちこちな方向から入れてホーゼルの原型はほぼなくなってしまっていました。
作業をしていた人は焦ったでしょうね...。それを隠すために上手く樹脂(多分接着剤)を盛って、ソケットをつけて隠したんだと思います。
まあ、当時このパターがそんなに価値が出るなんて思っていないで作業はしていたと思います。これはもうどうしようもないですね...。と思ったのですが、何か方法を考えてみます。
ネックを根元からカットしてシャフトが入る穴をあけて幻の ANSER X を作りますかね...。ちなみにヘッド重量は291.7gしかありませんでした...。
今日の「Putting Labo. BLOG 」のお題は「「Today’s Solution 008」O-WORKS #3T」をアップしています。今回調整したのは ODYSSEY O-WORKS #3T という小さめのマレットタイプです。是非ご覧ください!
【今日の小ネタ】
こんな現代の ANSER X も売られている時期もありましたが、オリジナルの ANSER X は CUSHIN シャフトが入っているんですよね。フェースバランスではないし、かなりL字チックです。 |