最近ユーティリティ(ハイブリッド)のシャフトについて考えるところがあって現時点での結論を書いておきます。
これまでセッティングにおけるクラブの総重量は長い方から徐々に重くなっていくのが良いと思っていて、それは今も変わりません。
ただちょっと冷静に考えてみたらこの重さでも良かったんじゃないか?という結論に達したのでお話しします。
もちろんすべて同じ重量で選ぶというやり方も一方でありますし、メーカーの純正シャフトは見かけ上はシャフト重量が全部同じになっているように見えます。
ただここには見えない部分があります。
ドライバー用のシャフトは一般的に 46 インチ位の長さでバット(手元)側で長さを調整します。これに対してフェアウェイウッド専用シャフトは元々の長さが 44 インチ位の物が多いです。
そしてハイブリッド用は 42 インチ前後の物が多くなっています。
例えば自分のようにドライバーで使えるシャフトをフェアウェイウッドで使う場合、重いヘッドでしなりすぎないようにチップ(先端)カットをして、あとはバット側で長さを調整します。
この場合ドライバーと同じシャフト重量だと切る量が増えるのでその分重量が落ちます。ただ落ちるとは言ってもヘッド重量の増加分の方が大きいので総重量は重くなります。
ただ自分の場合はドライバーが 60g 台だったらフェアウェイウッドは 70g 台を選んでいます。
これがフェアウェイウッド専用シャフトになると、切る量が少ないのでドライバーよりも1ランク重めにしてしまうとかなり重い総重量になってしまいます。
なのでフェアウェイウッド専用シャフトなら同じ重量帯を選んでもしっかり総重量の差は出るという事になります。
そしてハイブリッド用のシャフトを考えた時にはもっとこれが顕著に出ます。
これまでのハイブリッドのシャフトを振り返ってみると 100g オーバーのハイブリッド用を入れている時もありましたし、ドライバー用のシャフトを限界まで先端カットして 90g 台のシャフトを入れていた時もありました。
今落ち着いているのはハイブリッド用の 85g のシャフトです。ハイブリッドはウッド型が打てるようになりましたが、イメージとしては少しダウンブロー気味に入れてアイアンのように打ちたいので、少し重めが良いと思っていました。
これまでよりも10g以上軽くしてすごく調子が良いんです。持った時に感じていたずっしり感はほぼ感じません。この結果を見るともう一つ下の70gでもよかったかな?なんて思うくらいです。
さっきのフェアウェイウッド専用シャフトなら同じ重量帯でもという話をそのまま考えれば、ドライバー用が 60g 台なら FW 専用も 60g台、そして HY 専用も 60g 台でもおかしくないはずです。
こうすることで、一番長いドライバーから下の番手に行くにつれての重量の増加が緩やかにできるという事になると思います。
これを考えていたらアイアンのシャフトが重すぎないかな?なんて思うようになってきました(笑)。
あとで現状の総重量のグラフでも作ってみるか...。
今日の「Putting Labo. BLOG 」のお題は「「Today’s Solution 009」TaylorMade Spider GT TRUSS」をアップしています。アウトサイドアウトに打っても入ることはありますがやりにくい曲がり方向が出てきます。これを直すならダメな動きをした時に気がつける環境を作ることが大事です。是非ご覧ください!
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