カチャカチャの調整だけで...
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先日出張で群馬に行ったときの話です。
この日のカウンセリングにはたまに出るドライバーでのチーピンがお悩みの方がいらっしゃいました。
スイング軌道の分析でどんなことがわかって、どんな解決策があったかというと...
まずスイング軌道はほんの少しアウトサイドから来ることが稀にある程度で、ほぼインサイドアウトで振れていました。
最初はアウトサイドから来た時にフェースが左に向いて引っかけているのだと推測していたのですが、その悩みの球が出たときの状態は違っていました。
軌道がインサイドアウトになっているのにチーピンが出ていたんです。
インサイドアウトの軌道が強すぎるわけでもなく3~4度なのにチーピンが出ているときは、インパクト時のフェースの向きが左向きになってしまっていました。
打ち出し方向はストレート方向にはなっている程度なのですが、そこからグングン左に曲がっていきます。
そこで正面からアドレスを見てみるとアドレス時でフェースを左向きに構えてしまっていました。
使っているドライバーは STEALTH 2 HD の10.5度だったのですが、ドローバイアスのヘッドではありますが、ヘッドを置いたときには少しオープンフェースになっていました。
そのオープンになっている感じをトップのラインで真っ直ぐに見えるように握ってしまっていたので、とりあえずヘッドを置いたオープンの状態でグリップしてみてもらうと、フック回転は弱くなりました。
ただどうしても開いている感じがするのでプッシュスライスになってしまうこともしばしば...。
なのでもう少しつかまるようにと思いカチャカチャで HIGHER 側に2段階回して、置いた状態で打ってもらうとプッシュスライスはほとんど出なくなり、軽いドローを連発できるようになりました。
ただこれだとかなり高い球になってしまうので少し開いている感じを記憶してもらったところでスリーブのポジションをスタンダードに戻しました。
かぶせて構えないように意識してグリップをしてもらって打ってもらうと段々慣れてきて違和感が薄れてきました。
カチャカチャの HIGHER の設定はフックフェースにする設定です。最初はこのフックフェースの設定でアドレスでの見え方に慣れてもらい、元に戻してもその感じで構えてもらうという方法で上手くいきました。
ひとそれぞれはまる方法は違いますが、今回は軌道分析からクラブの機能を使って上手く修正する方法が考えられたと思います。
今日の「Putting Labo. BLOG 」のお題は「久しぶりに Scottsdale Anser を使ってみたら...」をアップしています。久しぶりに超軽量ヘッドの Scottsdale Anser でラウンドしてみたときの話です。是非ご覧ください!
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