2004 December Part II

Titleistアイアン特典セール 12/30まで実施中!670 690.MB 690.CB

 24th December 2004  Merry Christmas!  

Wedge Oilcan Finish Project PART II

昨年末のOilcan Projectに使うTitleistのVOKEY Wedgeの前処理をしました。ガンブルーフィニッシュをして、しばらく使っていなかったのと、少しヘッド重量が重かったのでその辺も含めて前処理をしました。まずはサンポールでガンブルーを除去します。

  

上の左の写真は処理前のヘッドです。かなり良い色になっていてもったいないような気もするのですが、このままですとヘッド重量が重すぎてD4を超えてしまうので、少しグラインドも入れるつもりです。真ん中の写真の通り、サンポールに浸けてガンブルーの除去をしました。一番右の写真はサンポールに浸けて浮いてきたガンブルーを3Mのスコッチブレードでこすって綺麗にします。

 

上の写真が綺麗に磨き上がったヘッドと処理前のヘッドの比較です。左は左が未処理、右が処理済みです。右の写真は左が処理済み、右が処理前の状態です。

これから色入れされた部分の色抜きを剥離剤を使い行ったあと、部分的に落とせていない錆を、錆落としで落とし、最後にアセトンで念入りに脱脂しようと思います。


Titleist NEUTRALIZERについて

先日レポートしたTitleistのニュートラライザー(Neutralizer)について、詳しい情報をF.N.さんよりお送り頂きました。

先端部分に入っている物がコルクに見えたのですが、実際はコルクではなく、「オイル漬けにされた堅いヒッコリー木片」だそうです。


また、メーカーサイトでは、その効果として下記の物があげられていました。
  「ソリッドで弾力のある打感が得られる」
  「ミスヒット時の衝撃や振動を吸収」
  「手首や指の負担を軽減」
  「ホーゼルとネックの強度もアップ」

また最近のニュートラライザーは樹脂になっているものもあるとのことでした。F.N.さん情報ありがとうございました。


Question & Comment Cornerを更新しました

今回は前回情報提供をお願いした件のうち1件のQuestionと、2件のQuestionにコメント致しました。今回の更新で12/10までのQuestionにコメント完了しました。今年分のQuestionでコメントできなかったのは、6件です。

今回コメントしたのは、「HARMOTEC GOLD HM-40 MKについて」、「SWの調整について」、「アイアンとドライバーの重心距離について」についてです。

Question & Comment Cornerはこちらからお入り下さい。


Merry Christmas!!

メリークリスマス!2004年ももう終わりが近づいてきました。
今年は土日がうまく絡まなかったので、休みが30日から3日までの5日しかない方が多いでしょうね。

今年は少しだらけた一年になってしまったので、来年はきっちり目標設定して、平均ストロークをもう少し下げて、風や雨の日でもある程度スコアが出せるゴルフができるようにしたいと思っています。時間がとれれば、今年出られなかった競技にも出たいと思っています。

それでは、今年の更新は今日で終わりになります。一年間おつきあい頂きありがとうございました。来年は少し更新のペースを落として、引き続き運営を続けようと思っていますのでよろしくお願い致します。

それではみなさん良いお年をお迎えください。          toshi

 22nd December 2004

Wedge Oilcan Finish Project PART I

ずいぶん前にオークションで買ってあったOilcan Finish用の液体を使って、Oilcan Finishをしようと思っています。
用意する物は、今回の主役の「水溶性の油」、ガスコンロ用の「ガスボンベ」、ガスボンベに取り付けて使う「バーナーアタッチメント」の3つです。

  

まず今回はその使う物をちょっと説明します。

今回購入したのは原液なので、実際には2倍に希釈して使用します。この液体は水溶性なので、引火することはないとのことです。ヘッドを虹色になるまでバーナーを使って加熱し、2倍に希釈したOilcan液に一気に浸けます。この作業を何度か繰り返すとのことです。

やはり新品状態のWedgeは、綺麗に仕上がりやすいとのことですが、使っていた物に関して言えば、前処理がいかに十分にできるかが勝負になるようです。
前処理とは、錆取り、表面の処理、脱脂などです。これから使おうと思っているWedgeの処理をサンポールや、錆取りを使って時間をかけてやりたいと思います。次回は第二段階の前処理のレポートです。


Question & Comment Cornerを更新しました

今回は大量8件のQuestionにコメント致しました。現在のところ回答できていない件数は、下記の行き詰まっている分も含めて10件です。

今回の更新で12/6までのQuestionにコメント完了しました。今回コメントしたのは、「ウェッジのメッキ落としについて」、「グリップが太いことによる影響について」、「キャディバッグのフードについて」、「3Wだけうまく打てない」、「最近流行のシャフトドライバーについて」、「アイアンの打点が変わった、3W・Utilityの長さ」、「Wedgeの削りのオーダーについて」、「アイアンの長さについて」についてです。

なんとか今年いただいた分は年内に回答したいと思っていますが、いくつか全くわからない質問がありますのでどなたかご存じでしたら教えてください。
  1. John Byron Millenium Xの発売時期、価格等の詳細
  2. B/SのJ's等のドライバーに装着されていたHM-40のスペック(重量やトルク)
  3. PORSCHE DESIGN GOLFのPD901Aドライバーについての詳細

よろしくおねがいいたします。

Question & Comment Cornerはこちらからお入り下さい。


 21st December 2004

Titleistのスチール装着アイアンのシャフト接合部

Titleistのスチール装着アイアンのシャフト内部に、コルクが入っていると言う話は以前から聞いていましたが、今回その部分を実際に見るチャンスがあったので紹介します。タイトリストのカタログによると、それはニュートラライザーという名称になっているようです。
このニュートラライザーは、インパクトの余計な衝撃を吸収して、手首への負担を軽減する効果を持っているとのことです。

 

これがTitleistのアイアンから抜かれたシャフトのチップ側の写真ですが、ご覧の通りすべてのアイアンの先端部にコルクが詰まっています。上の右の写真はクローズアップ写真ですが、コルクにスリットが入れられています。

これを見ると装着前にすでに装着されているのかもしれませんね。なぜかというと、普通装着後にバット側からコルク押し込んだ場合、こんなにチップ側ぴったりに止まることは考えにくいです。ですので、スリットを入れた状態のコルクを装着前に装着し、チップ内の余分な接着剤が逃げる道をつくっておいた物と思われます。装着後に入れるのであれば、コルクは押し込むだけですむはずです。

また、シャフトの接着部分の面にはポンチが何カ所か打たれ、接着性を良くする工夫がなされています。

私もパターの装着時にコルクを入れてみたことがありましたが、確かに感触が柔らかく感じるようになった経験があります。アイアンの打球時の振動吸収も、やはり効果はあると思います。いつか実際に試してみたいと思います。


 20th December 2004

アドレス時の角度との関係を調べてみました

最終的には全てのアイアンで今回のような計測をしてみたいのですが、まずはAとSのみ3セット計測してみました。

 
FOURTEEN MT-28
三浦WMF-02
Titleist VOKEY
A
S
A
S
A
S
Real Loft
53.5
60.0
53.5
60.5
53.0
60.5
Loft 2
43.5
47.0
42.0
52.5
41.5
48.5
Bounce Angle
10.0
13.0
11.5
8.0
11.5
12.0
Address Loft
45.5
50.5
45.0
50.5
44.5
50.5
Difference
8.0
13.0
8.5
10.0
8.5
10.0

まずは上の表をご覧ください。
「リアルロフト(Real Loft)」はシャフトが垂直になっている状態でのロフトです。「Loft 2」はソール面を接地面にぴったりつけたときのロフト角です。その差がオレンジ色の欄の「バウンス角(Nounce Angle)」としました。次に自分が実際にアドレスしたときのロフト角を計測した結果が、「Address Loft」です。

ここで、「Real Loft」と実際の「Address Loft」の差が「Difference」のデータです。ここで出た「Difference」のデータを「Bounce Angle」と比較することで何かがわかると思ったわけです。各ウェッジに関して考察してみました。

FOURTEEN MT-28
まずはエースとしてゴルフ人生の中で一番長く使っていたMT-28を見てみると、Approach WedgeはBounce Angleが10度に対して、Differenceが8度ですので、この場合Bounce Angleが大きくなっていますのでバウンスが効いていると言うことになります。Sの場合は全く同じ数値になっていますので、これは完璧なバウンスになっていることがわかりました。

三浦技研 WMF-02
AはMT-28同様バウンスが効いているので同じ感じになっています。ただSの方は実際のバウンス角より、Differenceの数値の方が大きくなってしまっていますので、構えて感じる刺さってしまうのでは?というイメージを感じてしまう原因が、数値で表れてしまっている状態となってしまっていました。

Titleist VOKEY(252-08, Special Grind 60M)
Aに関してはBounce AngleとDifferenceの差が3度でバウンスが効いています。SはBounce Angleが12度で、Differenceが10度ですのでバウンスが効いています。

これらの結果から、アドレス時のソールの状態が、バウンス角とイコールになるのが理想という部分に関しては、やはりエースのMT-28がベストバウンス、ということになりました。ただ、これらのデータから調整の方法や、理想のアドレスの状態もわかってきます。

Sの場合、WMF-02は2度ロフトを寝かせれば、今と同じ位置でアドレスしてもOKですが、リアルロフトが62.5度になってしまいますので、これは現実的ではありません。したがって、若干ハンドファーストの度合いを少なくして構えることによって使えると思われます。TitleistのSpecial Grind 60Mの場合は、バウンスを減らす方向に調整をすればいいので、ロフトを58.5度に調整すれば理想のバウンスになりそうです。

Aの場合は、2〜3度の差があったのですが、これが良いかどうかは実はわかっていません。Sの場合実績から見て差が0になることが理想であることがわかりましたが、Aももしかしたら0になるのが良いのかもしれません。

自分にはLOW BOUNCEが合うと思い、三浦技研のWedgeをオーダーするときにバウンスを少なめにオーダーしたのが間違いでした.....(もったいない)。皆さんもWedgeを購入したり、オーダーするときは自分に合うバウンスを確認してから行動するようにしてください。


XeNN XPRESSからXPERIWNCED Seriesグローブ限定発売開始

以前モニタ募集のアンケートの結果を元に、ついに市販が開始されました。



モニタになった方はその品質の良さはわかっていただけると思いますが、今回の市販品は、サイズやフィット感に関するモニタからの意見を元に改良され、デザインも一新して非常にリーズナブルな価格で発売されました。

興味のある方は右のURLをご覧ください(詳細レポートを見るためにはユーザ登録が必要です)。 http://xpress.jp/golf/

かなり完成度の高いグローブです。早速注文しましたので、もうすぐ到着すると思います。到着次第またレポートします。


 17th December 2004

バウンス角の計測方法

先日自分なりの方法でバンスを計ってみたのですが、別の方法をBally Bunion Golfのminibonさんに教えていただきましたので紹介します。

まず、前回と同様スコアラインを基準にリアルロフトを計測します。

 スコアラインが飛球方向に対して直角

この状態のデータはリアルロフトで、Y字型のアドレスをしている場合のロフトです。次にソールがすわる位置までヘッドを回します。

 この位置でソール面がぴったりつきます

このときのロフトを計測します。ライ角は動かさないとソールがぴったり来る位置にはなりませんので、動かしています。ここで計測したロフトと、最初のロフトの差がバウンス角と言うことになります。
前回計測した3本をこの方法で計測してみましたのでレポートします。

Real Loft
Loft
Bounce Angle
Titleist VOKEY 60M
60.5 deg.
48.5 deg.
12 deg.
FOURTEEN MT-28
60 deg.
47 deg.
13 deg.
三浦 WMF-02
60.5 deg.
52.5 deg.
8 deg.


ご覧の通りの結果です。前回VOKEYが12度、MT-28が14度、三浦が8度でしたので、ほぼ同じデータとなりました。
これで計測方法を統一して、次はアドレスでの手の位置、ロフトとバウンス角の関係を調べてみたいと思います。このバウンス角はその人のアドレスによって最適な物があるはずで、これを探っていきたいと思っています。


 16th December 2004

"The Putterman" PM-2

先日のセンターシャフトモデルのPM-1に引き続き、今回はシングルベンドシャフトが装着され、若干ヘッドデザインも変わっているPM-2を紹介します。前回のPM-1同様、素材は303 Stainless Steelで、全て削りだしのヘッドになっています。

  

上の写真の通りヘッド全体のおにぎり型の形状はPM-1と変わりません。フェース面の刻印がPM-2はPuttermanのイラストに加え、「BY TIM JANIGA」と刻印されています。またセンターシャフトのPM-1ではヘッド中央部のヨークは1本でしたが、PM-2は2本あり、上から見るとフロリダオレンジのラインが入れられています。個人的にはこのPM-2の方が構えやすいし、ターゲットにあわせやすかったです。

またソールには「100 PC. LIMITED」の刻印が入っています。

  

このPM-2の特徴は、上の写真の通りのシャフトが付けられている部分で、シングルベンドシャフトがヘッド後方に斜めに装着されています。このシャフトの入り方はScotty CameronのFUTURAに似たものです。またよりセンターの重量を少なくするために、ヨークにはスリットが入れられています。

 グリップはオリジナルデザインのオレンジのグリップ

コースで使ってみましたが、転がりの良さが特徴的なパターでした。直進性が良く、この位置にシャフトが付くことの効果が良く出ているような気がしました。303ステンレスのその打感は二本のヨークのせいか、少し打球時にヘッド自体の素材の強さが勝ってしまっている感じがしました。

とにかく転がりの良いパターが欲しい人には最適なパターだと思います。

 

前回のPM-1と比較してみました。上の写真の通り、ヘッドの大きさは一緒、フェース面も全く同じ大きさでした。上の右の写真の右側がPM-1なのですが、これに微妙に曲がったシャフトをつけるとすごく良い感じになりそうですね。イメージ的にはVooDoo DADDYみたいな感じになると打ちやすくなりそうです。

形も大きすぎず、小さすぎず丁度良い大きさのPM Series、PM-1もPM-2もパッティングマットでは手の位置よりフェース面が飛球方向にでてしまう感じがしたのですが、実際にグリーンで構えてみると、良い位置で構えられました。やはり下が柔らかいと手の位置も変わってきますね。
でもこのシャフトの装着位置によるストロークのしやすさと、それによる直進性はすばらしいです。

The Puttermanに関する詳しい情報は http://www.theputterman.com/
国内での販売に関しては Golf Shop VOX もしくは STADIUM のサイトをご覧ください。


 15th December 2004

My Collectionを更新しました

ちょっと時間がなかったので、急場しのぎ用?のMy Collectionを更新しました。今回はBobby Graceの「The Pip Squeek」です。ここのところずいぶんBobby Graceのパターが集まってきました。Wedgeもたくさんあるのですが、なかなかアップできません.....。

My Collectionはこちらからお入りください。


Question & Comment Cornerを更新しました

今回は5件のQuestionにコメント致しました。今回の更新で11/23までのQuestionにコメント完了しました。今回コメントしたのは、「ODYSSEY 2 BALL DFXのロフト調整
」、「出所不明のGaugeDesignのパターについて」、「ドライバーでのダウンブローの矯正」、「リシャフトしたら飛距離が.....」、「三浦技研のアイアンセッティングについて」についてです。

Question & Comment Cornerはこちらからお入り下さい。


Back Numberを更新しました

2004年前半分のコンテンツをバックナンバーに移動しました。Back Numberはこちらからお入り下さい。


toshi's monologue....

もう2004年も12月後半に入ってしまいましたね。早いものです。みなさん今年の目標は達成できましたか?私は数字的にはあまり達成できている感じではありません。ですが、自分なりのゴルフのスタイルは見えてきました。

グリーンを外しても寄せワンがとれる確率はかなり増えてきたので、今年はスコアを大きく崩すことがなかったのだと思います。これからはセカンドショットでの精度を上げていくことに重点を置いて、パーオンの確率を増やしていけるようにしたいです。

みなさんも一年のゴルフを振り返り、色々反省点を見つけ、来年はどんなゴルフを目標にするか設定し、これからの練習計画を立ててみてください。冬の間の身体作りと、この期間の練習がライバルに差をつけることにつながります!(今年を振り返ると反省点が多いな.....)



All Rights Reserved, Copyright (C) 1998-2004, Hitoshi Endoh