Naoki Okamura Golf DesignはPRO-READYというシリーズのパターを製作しており、現在は一般の市場には出荷しておらず、ツアープロに積極的に使ってもらっている状況とのことです。多分私が手に入れた物もそのうちの一本だと思います。
形状はご覧の通りハーフマレットというか、マレット形状で、Anserのようなネックがついています。というよりは、Anserの形状のバックフェース側にワイドソール化した形状と言った方がぴったりかもしれません。
後ろの部分がないとAnserのような形状です
構えてみて思ったのは、ロフトが構えたときに見えないので結構ロフトが立っているのかな?と思いました。2度くらいの感覚でした。ですがこれは私の好きな感じで、さらに構えたときの手の位置も良い場所における感じでしたので、このまますぐにでも使える感じがしました。
なおNaoki Okamura
Golf DesignのHPを見てみると、ロフトに関しては3度をスタンダードにしているようなので、若干立ち気味のロフトになっているようです。
上の左の写真のネック形状がPRO-READYの特徴の一つです。
右の写真はソールにある刻印で、モデル名、ヘッド重量、その他の細かい仕様がわかるようになっています。
●打感に関して
最近ご存じの通りWhiteHotを使っているので、あれ以上の柔らかさはないと思いますが、Cameronのカ- ボンスチールとあまり変わらない打感の柔らかさを感じました。Cameronの303SSの感触とはやはり違い、手のひらにはしっかり打ったときの感触が伝わってきました。これはやはりフェース面の厚みと、フェース面のミーリングの深さの影響なのかもしれません。
この写真でもわかるようにミーリング痕はかなりはっきりしています
●転がりに関して
ロフトが立っているように見えると言うこともあって、転がりはとてもよかったです。
●スイートスポットに関して
これは上の転がりにもかなり影響する部分だと思うのですが、私の感覚ではあのサイトラインの手前の方に近いところで打ったときが転がりがよかったです。元々少し中心より先で打ってしまう癖があるので、その意識で打つと真ん中で打てているだけなのかもしれませんが.....。
今使っている#5はとてもファジーなパターなので多少センターを外しても転がってくれるので、それと比べてしまうと、やはりオフセンターヒット時の転がりはよくなくなります。ただ、マレットということもあってか、Anserタイプの形状よりは許容範囲が広い気がしました。
●その他
最近使っているパターの中ではオフセットが大きい方の部類に入るので、最初は若干とまどいましたが、慣れてくるとしっかり打てるようになりました。マレット形状の場合ヒール側に見える形状が複雑だと私の場合視覚的にあまり良い印象を受けません。その点今回のパターはすっきりしていてよい感じでした。
多分Anser Typeのヘッドにひれを付けてマレットっぽくすることですわりは飛躍的によくなると思います。また今回の物はそれに若干ヒールトウバランスを強調するような形で付けられているのでデザイン的にもすっきりしています。
下にその他の写真を掲載しました。
グリップはゴルフプライドのTRACTION ACTIONで細めのグリップです。シャフトはステップ入りなのですが、少しステップのつきかたが変わっているので、オリジナルのシャフトがついているようです。
ヘッドカバーはAM&Eで、PRO-READYの文字が黄色で大きく入れられています。
色々な部分でここがこうなっているのはどういう意味なんだろうとか?どんなコンセプトでこうなっているんだろうと言う部分がたくさんありました。パターデザイナーの岡村さんにメール書いてみます。
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