発売間近の"PING WEDGES"をタイミング良く見るチャンスがありましたのでレポートします。
USPGA TOURでは以前から使われている物でしたが、市販の予定などは知りませんでした。実際来月くらいからの発売になるそうです。

 良い形です.....

ソール近くに見える黒い部分はタングステンと樹脂でできていて、この部分は10g以下の重量から20g以上の重量まで用意され、バランス調整が可能になっているとのことです。多分特注対応での受注になるとのことでした。WRXの対応になるのでしょう。

以下はメーカーからのPress Releaseをそのまま掲載します。

ピン ”PING WEDGES” ”ピンウェッジ” 発表
PGAプロ使用で話題沸騰のウェッジついに新発売

ピンはクラシックなフォルムでありながら、テクノロジー満載のウェッジを発表いたしました。既に多くのPGAツアープロが今夏より使用しており実績証明済。

●多様な幅のソールとバウンス角のコンビネーションで、いかなるタイトなライにも対応可能
●周辺重量配分された形状がやさしさと最適な打感を実現
●スピン量をボールに最大に与えることにより、グリーン周りでのコントロール性を高めた
●しめったコンディションでも幅広U溝がボールとフェースのコンタクトを最大にし、スピン量を上げる

モデル名 : 「ピンウェッジ(PING WEDGES)」
シャフト : 新CS LITEスチールシャフト Sフレックス(オプションでスチールR、X、グラファイトL、A、R、Sシャフトあり)
グリップ : ピンオリジナルラバーグリップEPDM
価格 : オープン
その他の仕様 :

Loft
Std. 長さ
Std. ライ角
M/B バウンス
ソール幅
オフセット角
48
35.5 Inch
64.5
10
0.690 Inch
0.050 Inch
52
35.25 Inch
64.5
11
0.775 Inch
0.050 Inch
54
35.25 Inch
64.5
13
0.775 Inch
0.050 Inch
56
35.25 Inch
64.5
13
0.775 Inch
0.050 Inch
58
35 Inch
64.5
14.5
0.730 Inch
0.050 Inch
60
35 Inch
64.5
15
0.725 Inch
0.050 Inch


  左が52度、右が56度

  左が58度、右が60度

上の写真の通り基本的には同じ形状です。このアングルだとよくわかりませんね(失礼しました)。

 

上の写真が上から見たところで、これをみて即座に何か親近感を覚えました。今エースで使っているMT-28に似ている形状に感じました。全て出っ歯です。どれも非常に構えやすい形状で、これはかなりいけています。上の写真は右から52、56、58、60度です。

 

右の写真をよく見ていただきたいのですが、ソールはどの番手もかなり厚めになっていますが、すべてソールの後ろ側が削られていて、抜けが良さそうな形になっています。60度のソール形状は特に良くできていて、ロブショットで開いたときもソールとリーディングエッジの隙間の幅が変わらないような形状になるようネック近くのソールが削られていて、とても開きやすくなっていました。

  

上の左の写真はバックフェースのヒール側の画像ですが、"M/B"はミッドバウンスの意味だそうです。もしかしたら他のバウンスの発売もあるのかもしれませんね。真ん中はバックフェースのトウ側の写真で、PINGのロゴとロフトの表示があります。右の写真は、トウ側のソールの写真でここにもロフトの表示があります。キャディさんにはわかりやすいですね。

  

左の写真はスコアラインの写真ですが、一番リーディングエッジ側は白い色が入れられています。溝は最近の良くスピンがかかる溝とシャープさが違いますが、十分スピンはかかるとのことです。真ん中の写真を見るとわかるのですが、以前からPINGのパターやクラブで採用されているネックの上部の斜めのカットはそのままです。調整のためのヒールの溝もあります。右の写真はシャフトのプリントで、PINGとTrueTemperの共同開発によるシャフトだそうです。

ある意味PINGらしいクラブではありますが、形状などは最近のトレンドにあった物になっていて、これはTitleistのVOKEY Wedge、ClevelandのWedge、あるいは最近発売されたCallawayのWedgeと肩を並べるかそれ以上の売れ行きを想像させる完成度の高い物でした。

なおFORUMGOLFさん(五反田、新橋)では、発売に先駆けて予約を受け付けるとのことです。販売価格は15,000円前後になるとのことでした。