seaguardianさんは39歳でここ1年間は月に2回程度のペースでラウンドしているとのことです。以下seaguardianさんからいただいた文章を基本的にはそのまま掲載させていただきました。 先日購入したZodiaの56°は460gのD3でしたのでグリップに3gほど鉛を貼ってお気に入りのパーフェクトプロ、フルコードに代えてD2に仕上げ、更に別途、同じエストリックスツアーX(90g)の52°を購入。こちらは長さが56°と同じ34.75インチで450gのC8でしたので長くしてバランスを出そうと思いこちらもグリップ交換のついでに0.5インチのエクステンションを装着し453gのD2で仕上がりました。 練習場での感触はずっしりとしていて、ゲージやMTなどは溝を指で触っただけで如何にもスピンが掛かりそうな感触ですがゾディアは重めのヘッドを加速する事でスピンを掛けるイメージで、溝については特別な加工が施されているような感じでは有りません。但し普段はどんな番手で打ってもボールの跡すら残らない その後このウェッジについて色々と勉強し、ちょっとした仮説を思いつきましたのでお知らせします。 ご存知の通りこのウェッジは名古屋のKMゴルフプロデュースと言うメーカーの千葉文雄氏(チョイスやゴルフクラシックで名匠と紹介されています)がハンドメードで製造しているウェッジで型番はZSがクリーブランド系の顔のストレート、ZGがグースの有るブリジストンのジャンボモデルに似たタイプです。ZGは53度と58度のAWとSWのみですがZSは52、54、56、58、59、60度とロフトバリエーションが多数用意され、マスターズでトム・レーマンが59度を使った事で有名になりました。ゾディアと言えば研磨を途中で止めたような荒削りな仕上がりが定番となっていますがメッキ処理できる程度まで綺麗に研磨してガンブルー&シリコン(?)樹脂のようなもので仕上げたクリア加工仕様も存在するものの、まれにヤフーのオークションに出品される程度で商品として店頭に並んでいるのを見かけた事は殆どありません。 シャフトは三菱レーヨン製、エストリックス・ツアーX(イオン・プレーティング仕様)の70gと90gの2種類が用意されておりカタログにはそれ以外のシャフトは載っていませんが一部の流通ルートでDGバージョンが出回っているようです。 カタログ上のスペックはライ角が63.5度〜64度、長さが34.75インチ、バランスC8〜C9,重さが423〜429g(70gシャフト装着の場合)とあるだけでバンス角は不明ですし90gシャフト装着の場合のクラブ重量やバランスがどちらのシャフトの場合なのかも明記されていません。下記のページのスペックは製造元が頒布しているカタログスペックをそのまま書き写しています。 http://store.yahoo.co.jp/monster/599075-s.html フォーラム新橋で手に入れたウェッジは460gのD3でして、また葛西のゴルフマジックなる小さな中古チェーン店で追加購入した新品の52度が450gのC8、長さはどちらもカタログ通りの34.75インチでした。 フォーラムで小生が計量を頼んだ理由は本来、シャフトの裏側にシャフト名の「〜ツアーX」の後に「70」なり「90」と重量を表す数字が印刷されているはずなのにそれが無かったのでどちらのシャフトが入っているのだろうかと計量をお願いし「460gも有れば90gのシャフトが刺さっているのでしょうね」、と言う結論に至り購入した次第です。ちなみにカタログ撮影に使われているシャフトも重量を表す数字が印字されていませんでした。 ヘッドを製造する段階でシャフト別に製作していないのであれば90gシャフトを装着した時のクラブ重量は単純に70gシャフトのカタログスペックにある重量+20gの443〜449gとなるはずですが手に入れたウェッジはそれぞれ単純計算より重かったのでシャフト別に作り分けていると思っておりました。ところが先日、タニタ製の料理用デジタル計量機とスイングバランサーを自由に使えるハカリで測定したところシャフトの裏に「90」と印字された56度のウェッジが447gのC9、同じシャフトの52度のウェッジが440gのC8でして更に52度のウェッジには通常より0.25インチ長い35インチバージョンが入荷しておりこれも439gのC9とバランスと総重量がきちんと管理されている様子でした。しかもクラブ重量はしっかり70gシャフト装着モデルのカタログスペック重量+20g程度です。 今回メールを書こうと思ったのは追加購入した52度のウェッジの方にトラブルがありまして、先日初めてコースで使用したところ右にすっぽ抜けるシャンクのようなショットが続出し練習場でも同じような現象が出ていたので総重量が重いのかバランスが自分に合っていないか、自分の腕が悪いのかと思ったのですが念のため、ショップでライ角を測ったら7番アイアン並みの61度になっており、慌てて63.5度に調整した次第。余りにもフラットなため噛み気味のショットがトゥーから接地しフェースが開いてインパクトしていたようです。 その後いろいろなショップ等で同ウェッジに関して調べてみたのですが、ゾディアのウェッジは雑誌で取り上げられる機会が増えていますので「初期ロットにシャフト重量が印字されていないものがあるが中身は90gのシャフトであり、かつカタログスペックよりバランスが出ていてクラブ重量の重いものが存在する」ということがわかりました。また若干けんまの段階でヘッド重量が軽くなった物にDGをさして市場に出ている物もあるようです。小生のように重めのグラファイトシャフトのアイアンを使っていればカタログスペック通りの90g、もっと軽いシャフトを使っている人なら同じく70gとの相性は悪くないと思いますがスチールシャフトのユーザーにはシャフトを刺しなおすには若干無理の有るヘッド重量です。 ちなみに肝心の小生のウェッジはと言うと購入時のスペックが
長さがどちらも34.75インチだったのを直ぐにバランスの出ていない52度のシャフトを0.5インチ延長し、56度はグリップをお気に入りのパーフェクトグリップに替えるついでにバット側に3gの鉛を貼って
でしたが単純計算でヘッド重量が310g以上有る事になるのでライ角調整と同時にバックフェースにドリルで2箇所の穴をあけて6g程度調整し56度の方の鉛を取って最終的には
となりました。小生のアイアンのバランスはD1で揃っており5番で398g、PWで434gですのでちょっとクラブ重量が飛んでますが短く持つ事の多いクラブですのでこれでも良いのかなと思います。 フォーラムの新橋でガンブルーを購入し、anserfreak読者情報のポニーローションを入手、ガンブルーの塗り方が悪くてムラが出来ても仕上げの荒いゾディアのウェッジではポニーローションを塗るとムラを伸ばして隠してくれるような効果が有るので大変に重宝しております。 |