おまけのページです。ミズノテクニクス内の見学コースには歴代のMIZUNOのクラブが博物館的に展示されていました。もちろんここも興味深く拝見させていただきました。 こちらは昭和初期のウッドです。ミズノのマークがまだカップのマークですね。 左は歴代のアイアン達ですが、相当古い物ばかりです。右側はMizuno Proのシリーズが並べられている部分で、中嶋プロや、岡本プロの写真を共にその当時の名器達が展示されていました。 これは本当に古い物で、形状も今の物とはまったく違いますね。ロングアイアンほどフェースの高さが低くなっていて、ショートアイアンになるほどフェースに丸みが出てきています。 これが当時のシリーズ名で、「Champion」や「All-Nippon」等という名前がつけられています。昭和11年というと自分の父親が生まれた頃のクラブなのですが、1本10円とか18年という価格だったようです。 MIZUNOと言えばやはり野球というイメージがありますね。 イチローや、松井のバットなどもここで作られています。 上の写真はバットの素材になっている3種類の木の説明です。右側の写真はバット用に裁断された元素材です。 上の左の写真はバットができるまでの工程が説明されたディスプレーです。右の写真は実際にバットを削るところを見せていただきました。 ミズノが世界に誇るバットづくりの名人・久保田五十一氏 http://www.mizuno.co.jp/baseball/craft/craft_2.htm なんとこの方松井やイチローのバットも削っているという久保田さんで、今はその技を継承するために指導に当たっているとのことでした。しかしすごい技ですね。ただの丸い木がオリジナルのバットを右手で触りながらその太さなどを感じて削っていきます。最後にはノギスで太さを計測しながら選手の要求に合ったサイズにしていきます。たまたまこの日はいらっしゃったとのことで、実にラッキーでした。 上の写真は歴代の選手達が使ったバットと、グローブの展示された物です。 実に楽しい一日でした。ゴルフに関してはもちろん、野球の道具に関しても細かい対応をしているミズノはすごいです。それをプロだけではなく、アマチュアにもしていると言うところがまたすごいところです。多少の仕様変更は他のメーカーでもできますが、刻印やソールの削りなどの指定ができるのは国内の大手メーカーではミズノくらいでしょうね。 やはりある程度自分のクラブに対する要求や、仕様がわかってきたところで作ってもらいそれを使うことは、実に気分が良いですし、その気にもなりますね。やはりここが究極なのでしょうか.....。 |