取材協力


今回使ったヘッドはTaylorMade r7 TPでウェイトカートリッジ無しの状態で176.8gと言うヘッドなので、発泡剤を入れるには十分な余裕がありました。シャフトはいつも使っているGRAPHITE DESIGNのTourAD I-65でしたので、D2以上のバランスを出すには203g程度のヘッド重量が必要です。400cc程度のヘッドでは6g以上の発泡剤を入れることが必要であるとのことでしたので、ウェイトカートリッジでの調整ができる範囲で最小の重さの発泡剤を入れることにしました。今回もGOLFBOOMERさんにて作業をさせて頂きました。


まずはシャフトを抜き、ホーゼル奥にあるプラスチック製のホーゼルストッパーを細めのドリルにて取ります

 ちょっと暗くてわかりませんが、ストッパーが止まる出っ張りの奥は空洞です

上の写真がホーゼルストッパーを取った状態のホーゼルの奥の写真です。ホーゼルの奥がヘッド内部まで貫通したのがわかると思います。次にヘッドに装着されているウェイトを外してみましたが、このウェイトの穴も貫通していました。

 全ての穴の奥はヘッド内部につながっています

ただし、発泡剤はその名の通り発泡しますので、ウェイトカートリッジの穴はふさいだまま焼くことにしました。

 

上の写真の左側が、今回使った発泡剤です。この発泡剤を上の右の写真の通りホーゼル側から6gの発泡剤を入れ、ティッシュを丸めた物でふたをしました。この状態で家庭用のオーブンで200度20分の加熱で発泡させます。



20分後の状態はこんな感じです。ウェイトカートリッジを外して発泡の具合を調べてみましたが、ご覧の通りすべてのカートリッジの穴で発泡剤が見えましたので、完璧なできあがりとなりました。

早速組み上げ、ウェイト調整をしました。使ったウェイトは2g-2g-4g-10gの組み合わせで、D2.5のバランスが出ました。そして今回の目的であった音ですが、甲高い音は抑えられ、打ったときの音自体はある程度の高さはありますが、こもる感じの音に変わりました。これで実際にコースボール(PRO V1x)を打ってみてどんな音になるか楽しみです。


・発泡剤によるヘッド重量調整に関してはGOLFBOOMERさんにお問い合わせください。
http://www.golfboomer.com/  golfboomer@golfboomer.com



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