前回の「Redwood」シリーズのレポートに続き、今回は「Rapture」シリーズのラインナップを紹介します。G5シリーズのリプレースではなく、追加シリーズとして発表された「Rapture」シリーズ。特にドライバーは必見です!!発売は10/1とのことなので、意外と近い将来の話です.....。

●Rapture Driver

 

Rapture Driverは460ccのヘッドで、他のメーカーではほとんど無くなったカーボンクラウンを部分的に採用したヘッドです。上の左の写真を見て頂くとわかりますが、「G2」、「G5」にもあった三日月は受け継がれています。そしてクラウンのトウ側にあるのが複合素材になっている部分です。

 

カーボン部分の拡大したところです。薄いグレーの部分はフレームがあり、PINGでは「ウェブクラウン」といって、強度を保つ役割をしている物と思われます。右の写真の「PING」のメダリオン部分は、これもカーボン素材になっています。

  

上の写真はヘッドの写真ですが、塗装前のウェイト等もつけていない状態の写真です。ヘッドの形状はこれまでのG Seriesに結構似た感じです。真ん中の写真の穴の空いた部分がカーボン素材が入る部分です。右の写真は「PING」のカーボンベースのメダリオンが入る穴から見たフェース面の裏側です。フェース面は溶接で別素材が着けられていました。そのフェースの厚みはなだらかな曲線を描いていて、きれいにミーリングされた物が装着されている感じでした。

 

ヘッドカバーは「Rapture」のイメージカラーの若草色?がところどころに使われたちょっと宇宙服っぽい近代的なデザインです。

かなりの球数打ってみたのですが、打感はカーボンが配置されているせいか、かなり良くなっています。ボールがフェース面に乗っている感じが実感できるヘッドです。TaylorMadeのR510TPほどのはりつき感はありませんが、SasQuatchや、r7 425などの打感とは明らかに違います。

そして重要な飛距離ですが、フェースの上の方で当てる意識でとらえられた場合、弾道も高くスピン量も少ない状態でスケールが大きい球が飛んでいきます。この日はTrackManもあったので、計測してもらいましたが、とにかく打ち出しを十分に出して、スピン量を抑えて飛ばすという理論に忠実なスペックを選ぶと、飛距離はかなり得られます。この日の数字では、キャリーで263 Yardと言う数字が最高で、ほとんどがキャリーで250 Yardをオーバーしていました。

ラインナップされるロフトは9度、10.5度、12度とあり、Japan WRX版として、GRAPHITE DESIGN PT-6、FUJIKURA ROMBAX 6E05、Diamana M63も用意されていました。オリジナルシャフトのTFC570DはGRAPHITE DESIGN社製で、オリジナルスペックでは45.75インチです。カスタムフィッティング対象製品で、価格は税込67,200円とのことです。


●Rapture Fairway Wood

 

フェアウェイウッドは、#3、#5、#7の三種類で、ロフトは14、17、20になります。フェース面にもチタンを採用したフェアウェーウッドです。少し構えた感じでは丸く見える形状です。チタンなのでかなり飛距離も得られそうな飛びでした。個人的にはG5 FWの方が形は好きです。


●Rapture J Iron

 

Rapture J Ironはフェース面にチタンフェースを採用した複合ヘッドです。オフセットは少なめのセミグースで、アスリート志向のプレーヤーにも対応したとのことです。

 

上の写真を見ていただくと、若干ポケットキャビティっぽくなっているのがわかって頂けると思います。そして「PING」のRaptureカラーのメダリオンはこれまでと同様、ウェイト調整の役割も果たしているとのことです。

 

セミグースとは言っていますが、これまでの感覚で考えると結構グースがあるヘッドに感じます。EYE2やZINGなどと比べると、オフセットは少なめです。上の右の写真を見るとフェース面の色の違う部分がわかると思います。その部分がチタン素材になっています。

打ってみた感触は、やはりチタンフェースなので硬いのかと思いきや、XXIOのチタンフェースのような感じはなく、それほど堅いなと言う印象はありませんでした。飛距離はPWで44.5度というロフトだけに、今使っているクラブと比較して、一番手くらいは飛ぶ感じです。番手は#3〜PW、AW、SWの10本です。スチールシャフトで19950円、カーボンシャフトで24150円が一本の価格です。


●Rapture Hybrid

 

最近PINGはかなりHYBRIDに力を入れているようですね。G5にもHYBRIDはありましたが、それほど大きな形状の違いが無い感じがしましたがRaptureでもラインナップしてきました。今回のHYBRIDではフェース面に475スーパースチールという素材を使用して高反発性能を得ているとのことです。

  

フェース面の形状はよりFWに近い形状になってきました。上から見ると、ヘッド後方がへこんだ形になっていて、この辺はG5と同じです。ラインナップはロフトが18、21、24の三種類。

打った感じは確かに弾きが良いなと言う印象でした。それでいてボールを操作しやすいクラブでした。高い球、低い球も比較的打ちやすかったです。カーボンシャフトで35175円、スチールシャフトで30450円とのことです。
 

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