昨年に引き続きPINGの新製品発表試打会に行って来ました。 巷でそろそろ話題になりつつあるG10シリーズ、i10アイアン、そして今回突然発表になったKARSTEN SERIES PUTTERなどについて詳細レポートします。 ●PING G10 DRIVER(G10ドライバー) R&Aのホームページでは、そのソールデザインがすでに掲載されていましたが、実物はインパクトの強い色でした。それでは写真を何枚か..... ソールデザインもかなり複雑になり、メカニカルなイメージが強くなりました。Rapture Driverがスピン量にこだわったドライバーだったのに対して、G10 Driverは打音と飛距離にこだわったモデルとのこと。もちろんスピン量も最適になるようデザインされているとのことです。 ピンゴルフジャパンによれば、G10の新しいクラウンデザインによって、低・深重心化を実現。その効果により低スピン高打ち出しを得ることによってさらなる飛距離と方向性を実現したとのこと。試打ラウンドではG10 10.5度のオリジナルシャフトを使用しましたが、その心地よい打感と打音は何とも言えない物でした。 Raptureの打感もいいですが、G2 400 TOURを使っていた頃の感覚を思い出す感触でした。飛距離は45.75インチ仕様だったこともあり、かなり出ていました。球離れが早い感じもなく運べるイメージがわくヘッドです。Raptureでは組み合わせが合わなかったQUATTROTECHとの相性も良く、左への引っかけは出ませんでした。少し右にプッシュアウトしたかな?と言うようなショットも右に行く度合いが少なく不思議な感じでした。 ヘッドはフルチタンで、460cc。G10 Driverの他に、G10 Drawもラインナップに加わります。ロフトバリエーションは7.5、9、10.5、12、13.5の5種類です。オリジナルのTFC570Dが装着されたモデルで税込50,400円とのことです。 ●G10 FAIRWAY WOOD(G10フェアウェイウッド) 次はG10 FAIRWAY WOODです。これまでのRapture FW、G5 FWではPING独特の形状で若干違和感があったのですが、今度のG10フェアウェイウッドは違和感のないヘッド形状になって再登場しました。 ソールデザインは上の右の写真の通り、ドライバーのデザインと同じです。 PINGのウッド全般に言えることですが、ネックが太く、それが若干構えたときに鈍い感じを感じさせます。これが普通に350Tipもしくは335Tipになったらネック周りがすっきりしてもっと構えやすくなると思うのですが.....。 打ってみた感想ですが、ヘッド素材は17-4ステンレススチールで一般的なフェアウェイウッドの打感に近いのですが、少し弾き感があるかなという感触でした。今回主に試打したのは写真の15.5度だったのですが、練習場のボールで230 Yardは行っていたので、ロフトがある割には飛距離が出ているかもしれません。 メーカーのコメントではシャローフェースとうたわれていますが、写真の通りちょうど良い感じのフェースの高さがあります。また最大の特徴は、ヘッド重量のほぼ1/4の重量がウェイトパットして各番手の最適ポジションに配置されています。これにより飛びと方向性に大きく影響するスピン量が激減したとのことです。 G10 FAIRWAYにはG10 DRIVER同様、DRAWがラインナップされています。ロフトバリエーションは14、15.5、15.5(Draw)、17、17(Draw)、18.5、18.5(Draw)、21.5、21.5(Draw)、24.5があります。価格はオリジナルシャフト装着で36,750円とのことです。 ●G10 HYBRID 次はG10 HYBRIDです。形状的にはRapture Hybridとさほど差がない形状でした。 ソールデザインはG10シリーズのそのデザインを採用し、ラディアル・リブ・クラウン構造を採用して、クラウン部分の安定性と、重量の効率化を実現し、スロープド・クラウン設計により、重心を低く後方へと配置されています。ヘッド素材は17-4ステンレススチールです。 写真で見て頂くとわかるように、一般的によく見るユーティリティクラブとは違う変わった形状ですが、これが打ってみると「あれっ?」と思うほどやさしいです。構える場所さえつかめればこれは武器になりそうです。 ロフトバリエーションは15、18、21、24、28、32の6種類。カーボンシャフト仕様が26,250円、スチールシャフト仕様が21,000円とのことです。オリジナルのスチールシャフトはこれまでのCS LITEを若干重めにしたシャフトとのこと、このシャフトも打ちやすいシャフトでした。 次回は、G10 IRON、i10 IRON、TOUR W WEDGE、i SERIES PUTTER、KARSTEN SERIES PUTTERについてレポートします。 |