PING 2008 NEW PRODUCTSのSpecial Reportは今回で最後になります。最終回の今回はKARSTEN Series Putters、i Series Puttersのレポートです。
本当はこのパターのレポートを一番厚くやろうと思っていたのですが、時間配分を間違えて写真も少なくなってしまいました。 ●Karsten Series Putters 最初に紹介するのは創設者カーステン・ソルハイムの名前を冠したシリーズ、Karsten Seriesの紹介です。Karsten Seriesは全部で7種類以下のモデルがラインナップされます。
今回のカタログではヘッド重量が書かれています。340gあれば、34インチでもそこそこのバランスが出ます。これまでの軽いヘッドの路線から、少し重めのヘッド重量になっているようです。また、上の通りラインナップも10種類以上あったG5iシリーズと比較して7種類に絞られました。もしかしたらこれから拡充するのかもしれませんね。 素材はステンレススチールで、今回のパターの特徴である「エラストマー・チューニング・ポート」がキャビティ内に付けられています。これまでなかったインサートがないCRAZ-Eもラインナップされ、よりソリッドな打感のCRAZ-Eも選べるようになりました。 上のパターはAnser 2ですが、なにかこのモデルの方がバックフェース側のデザインがAnserに近いような気がしてこちらの写真をたくさん撮ってきてしまいました。Anserの写真を撮ってこなかったのは不覚です.....。 上から見た感じはAnser 2そのもので、トップブレードも薄目でシャープな感じです。右側のキャビティ内に貼られたメダリオンが新型の「エラストマー・チューニング・ポート」です。 上のモデルはB60。最近このB60が気になっていて、今回のKarsten SeriesのB60はサイトラインの外側にもサイトラインの平行な段ができてよりターゲットに併せやすくなりました。ソールデザインはいたってシンプルです すごく構えやすい形状になりました。トップブレードもオリジナルのB60より厚めになった気がします。もちろん「エラストマー・チューニング・ポート」もついています。 シャフトバンドにはKARSTENのロゴも入ります。グリップは白、グレー、黒の渋い色合いのグリップが装着されます。ちょっと地味ですね。 さて、実際に打ってみた感触ですが、これまでのステンレス素材の少しボールを弾くような感じはなく、球離れが遅くなったような感じです。これも「エラストマー・チューニング・ポート」の効果でしょうか?これで柔らかいグリップではなく普通のPINGのラバーグリップに変えたらダイレクトにその柔らかい打感を感じられるかもしれないと思いました。これは期待できます。 ●i Series Putters 次はi Seriesパターの紹介です。i Seriesのパターは2種類のタイプがあります。一つはトラディショナルタイプ、もう一つはNEWアライメントタイプです。 そしてこのi Seriesの特徴は、 「Wウレタン・インサート」がすべてのモデルで採用されたことで、これまでのG2i、G5iのインサートを進化させています。そしてNEWアライメントタイプではこれまでより更にターゲットにあわせやすくストロークしやすい新型アライメントシステムです。これは6モデルに採用されています。
上の薄いグレーのバックの4モデルがトラディショナルタイプ、その下の6モデルがNEWアライメントタイプです。 上のパターはNEWアライメントタイプのCRAZ-Eです。これまでのブルーベースの白ラインの2色から、4色になりました。 すべてのモデルに採用されている「Wウレタン・インサート」にはi Sriesのロゴも入ります。ソールに見える黒い部分はウェイトの役割もしているとのことです。 i Seriesのシャフトには今回の2008年のイメージカラーであるオレンジ色のラベルが貼られます。またグリップも黒、グレー、オレンジの柔らかいグリップが装着されます。 さて実際に打ってみた感じですが、PINGが初めてインサートモデルを出したISOPUREくらいの柔らかさを感じました。もちろんKarstenシリーズよりかなり柔らかく感じるので、球離れもかなり遅い感じで、マレットタイプにはあっている感じがしました。すべてのモデルをみることができなかったので、フルラインナップをみるのが楽しみです。 今回で2008 New Modelの紹介は終了になります。おつきあいありがとうございました。 |